ゴーヤー(ニガウリ)
いまや全国的に有名になったゴーヤー。
ニガウリというだけあって、苦いウリ科です。
15世紀前半ごろに沖縄に渡ってきたと言われており、古くから親しまれてきました。
沖縄の夏には欠かせないゴーヤー。
ゴーヤーを調理したことのある人はご存知でしょうが、
ゴーヤーを切ると中はワタと種が詰まっていますよね。
それを取り除いて調理していくわけですが、ゴーヤーのワタ。
じつは苦みの成分はワタではなく、果皮表面の緑の部分にあったんですね~。
苦くないようにワタの部分はしっかりとって!と、
調理の際に言われたことがあったけれど、ワタをキレイに取り除いても苦いわけだ(笑)
効能:個人的ランキングベスト3
1位 夏バテ予防に!
2位 ビタミンCが豊富!
3位 ナチュラルキラー細胞活性化!
なぜ夏バテによいとされているのか?
ゴーヤーの苦みには、モモルディシンという成分があり、肝機能を高め、
胃腸を刺激し、食欲増進させる作用があると言われています。
食欲増進作用が夏バテ防止の助けになっているひとつの利用でしょう。
ゴーヤーのビタミンCは加熱しても壊れない!
普通ビタミンCは、水溶性ビタミン(水に溶けやすいビタミン)なので、
蒸す、炒める調理方法が適しています。
たくさんビタミンCを摂取したとしても、大半はトイレで流れ出てしまいますが、
ゴーヤーに含まれるビタミンCはゴーヤーに含まれる化合物が助けとなって壊れずに吸収されるのです。
ゴーヤーのビタミンCはレモンの4倍!なぜレモンに例えるのかわかりませんが…、
レモンを摂取するよりは効率がよさそうですよね。
数字にしてみると、100グラムあたり76㎎。
成人男女の一日の摂取量は100㎎。
レモンよりも毎日の食事としてゴーヤーを食べる方が吸収率はいいですね。
レモンの場合、流れ出てしまうのでこれはもうゴーヤーしかないでしょう!
ナチュラルキラー細胞活性化!
人の体内にはナチュラルキラー細胞という、もともと備わっている自然免疫が存在します。
簡単にいうと、悪いウィルスから護衛してくれるよい細胞ってところです。
ゴーヤーを食べることでこのナチュラルキラー細胞が活性化し、
がん細胞を抑制するというなんともありがたい島野菜だったのです!
なぜ体にいいのかと知ると、ありがたく頂かないといけないなぁと改めて感じます。
よく、笑うとナチュラルキラー細胞の活性化になり、
免疫力アップに繋がるという話を聞いたことがありますが、
笑顔でゴーヤーを食べて、がん予防に繋げたいですね。