βカロテンのすごい所、まとめてみました

βカロテンのすごい所、まとめてみました

βカロテン-β -carotene-

βカロテンといえば、“にんじん”をイメージする人も多いのではないでしょうか。
最近ではニンジン以外にもβカロテンの名前を聞くようになりました。
しかし、なぜβカロテンが注目されるのでしょうか。

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知っているようで知らないβカロテンのすごい所とは

β-カロテンとは、色鮮やかな緑黄色野菜などに多く含まれるカロテノイドの一種です。
カロテノイドにはいくつか種類があり、
カロテン類キサンフトフィル類に分類され、
緑黄色野菜だけでなく、動物性食品にも含まれています。
例えば、カニやエビの赤い色はアスタキサンチンという色素、
カロテノイドの一種です。


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抗酸化作用で紫外線の害から皮膚や目を守る

私たちは酸素を取り入れて呼吸をし、生きています。
その過程で一部の酸素が酸化力の強い“活性酸素”に変化し、
その量が増え過ぎると、
血管や細胞を傷つけ体の内側を酸化させ、
動脈硬化などを引き起こすなど、
健康を脅かすことに繋がってしまいます。

活性酸素を抑える為に役立つのが抗酸化作用なのです。

活性化酸素リンクバナー

本来、私たちの体には活性酸素を抑えるための抗酸化酵素を持っていますが、
加齢によりその量は少なくなってしまいます。
年を重ねると体もさびついてくる…なんて言葉を聞くお年頃になると、
活性酸素を抑える為にはどうすればよいのかが気になるところです。

そこで役立つのがβカロテンは強力な抗酸化力を持つ栄養素です。
体内で必要に応じてビタミンAに変わり、
抗酸化作用で活性酸素から体を守っています。


ビタミンAの働きのすごい所

ビタミンAは髪の健康維持や、視力維持、皮膚や喉、鼻、肺、
消化管などの粘膜を正常に保つことで感染症を予防します。
それが免疫力を高めることに繋がっているのです。

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βカロテンを上手に吸収するには

栄養素というのは不思議なもので、
含まれている成分の分量がすべて体に吸収できる…
というわけには行かないようです。
ものによっては15%程度だったり、
吸収率が悪いことの方が多いので
もうガッカリを通り越してショックですねw

ニンジンポタージュ
ニンジンのポタージュ。玉ねぎとブイヨンと牛乳じたて。

しかし、幸いなことにβカロテンの場合は上手に吸収率が上がる調理方法があります。

わたしの住む沖縄では、昔から“にんじんシリシリー”という料理があります。
簡単にいうとスライサーで人参をしりしりして、油で炒めて、
シーチキンまたはコンビーフで和える。
この食べ方にヒントがあるのです。

にんじんしりしりーリンクバナー

そう。です。

βカロテン油と相性がいいので、効率よく摂取できるのです。

愛犬の手づくりご飯にもトッピングとして、
人参とオリーブオイルを和えたものを食べさせています。
粘膜など年をとるとカサカサになってしまうので、
即効性はないけれど予防のために続けております。

ちなみに人参以外でもβカロテンが含まれている野菜はいくつかありますが、
過去に掲載した島野菜のオクラ、ハンダマ、
ウンチェーバーなどにも豊富に含まれていて、
それぞれのすごい所を紹介しています。

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ウンチェーバーリンクバナー


まとめ - Summary of the information –

年をとると人間も動物もいろんな所が衰えてしまいますが、
なるべくバランスの取れた食事と、
少しでも吸収率が上がる調理方法で摂取していきたいものです。