赤犬子宮
うちなー散歩

赤犬子宮(アカインコグウ)の気になる名前と犬とその伝説(前編)

2019-08-06

生まれも育ちも那覇っ子のzonpinです。
地元のことを知らなさすぎる私は、ここ最近沖縄の遺跡巡りを楽しんでいます。
今回は、読谷村にある赤犬子宮(アカインコグウ)の名前が気になり、
お邪魔することにしました。
ちなみに犬が大・大・大好きなので、どんな伝説があるのか興味津々!
しかし。
いちばん気になったのが、この赤犬子宮(アカインコグウ)という”読み方”。
なぜか違和感があるのです。
うちなーんちゅなら共感してもらえるでしょうか?!
違和感の謎に迫ります(; ・`д・´)


 赤犬子の伝説。違和感の謎はちょっとした先入観

沖縄の方言で、犬のことを”いんぐゎー”といいます。
いぬ→”いん”といいますが、語尾についている”ぐゎー”という怪獣のようなものは何かといいますと…。
小さいという意味もありますが、犬っころ。ワンコ。みたいな感じで使っています。

しかし、赤犬子の読み方はアカインコ。
地元の読谷村楚辺(よみたんそん・そべ)ではウガンジュ(拝む場所)であり、アカヌクーと呼ばれています。
”あかいんぐゎー”ではない理由はなぜでしょう。
その理由は伝説の中に隠されていました。

スポンサードリンク

 干ばつから救った名犬

赤犬子宮の伝説は、厳しい干ばつから村を救ったことから始まります。
赤犬の飼い主さんは、村一番の美しい娘、チラーさん。
とても赤犬のことを可愛がっていたそうです。
村には雨が降らず、水不足が続いていたある日のこと。
チラーさんの赤犬が、ずぶ濡れになって帰ってきました。
飼い主に忠実な赤犬は、チラーさんの袖を引っ張りながら洞窟へと導きます。
チラーさんはこの洞窟に泉があることを村人に教え、
村と洞窟を結ぶ道を総出で切り開き、干ばつから救ったというお話です。

Photo by Carrie O'Brien on Unsplash
Photo by Carrie O’Brien on Unsplash

 美しさゆえの悲劇

赤犬子の伝説は悲しい物語でもありました。
チラーさんにはカマーという婚約者がいたのですが、
それを妬む村の一人の若者に殺されてしまいます。
しかし、さらに悲劇は続きます。

カマーさんが殺された後になって、チラーさんには新しい命が授かっていることが判明。

カマーさんが殺されたのに、チラーさんが身ごもるのは不自然だ。
きっと赤犬の子を身ごもっているのでは?!

と、ひどい噂を広められたのです。

スポンサードリンク

その中傷に耐えられなかったチラーさんは、伊計島/津堅島に身を隠し、ひっそりと男の子を出産。
しかし、あまりにも心に深く傷を負ったチラーさんは、すべてを受けとめることが出来ず、自害してしまうのです。
悲劇の遺児はその後、赤犬子と呼ばれるようになりました。
冒頭で違和感のあった、赤犬子(アカインコ)の言い方の謎が判明しましたね。
赤犬と人の子という意味で、アカインコ。
子犬(いんぐぁー)ではなかったので、納得です。
ちょっとスッキリ。

ん?!はじめから字を見ればわかる?!

まぁ、それはさておき…。

それにしても人の妬みはいつの時代も醜いものですね…。

つづき→赤犬子宮(アカインコグウ)の気になる名前と犬とその伝説(後編)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です