ケールはキャベツと思って食べるべし。

ケールはキャベツと思って食べるべし。

ケールは王様。とにかくスゴイ。あれとかこれとか入っていて、それでいて…。
ケールの知名度が上がったのは、やはり青汁の原材料だからでしょう。
野菜が苦手な人には、色も強烈で見た目が怖い。
あれで苦くないなんて言う人の気が知れない。
本当に恐ろしい…。
そんな罰当たりな人(わたし)には知っていてほしい野菜のひとつ。
ケールは王様なのだ。
いや、殿様と言ってもいいと思う。
頭が高い。控えよろう。(寄ってどうする)
もとい、控えよおう!

ケール豆知識

ケールはキャベツの原種で、古代ケルト人が栽培していたそうです。
キャベツが…ではなく、キャベツの原種です。
キャベツは野生種のケールの葉が発達して、結球(けっきゅう)するようになったもの。
コールラビも同様、ケールを改良たもの。
なので、恐れず、怖がらず、キャベツと思って食べるべし。なのです。

ケール
緑黄色野菜の王様と言われる所以(ゆえん)とは

やはり栄養素がダントツで長けているのは
王様の所以ですが、その何がいいのか?
ちょっとばかり、お勉強してみましょう。
あれが、あれにいいんです。
あれあれ。

豊富な栄養素っていったいなんなのさ。
食品成分表をみると、たくさんの栄養素が含まれているのですが、
しょせん、葉野菜。
成分表の基準である100gを目安に記載されても、
こんなに食べられないよーと毎度ガッカリするので、
大まかに抜粋して紹介させていただきます。
面倒だからじゃありませんよ。

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特に注目したい栄養素

(可食部100gあたりの量)
カリウム …420㎎:一日の成人女性がとるべき量は…1,600㎎
カルシウム …220㎎:   〃     …700㎎
ビタミンA …240㎍:    〃     …600㎍
ビタミンK …210㎍:    〃     …65㎍
ビタミンC …81㎎:     〃     …100㎎

※㎍マイクログラム:1㎍は100万分の1g

ビタミンKは一日の摂取量を3.5倍ほど超えております。
ビタミンCもほぼ、これでOKって感じですね。

やはり王様です。葉野菜でこれほどまでに栄養価が高いのはマレです。

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ケールの食べ方と注意点

ワーファリンを服用している方は要注意
ワーファリンとは抗凝固剤の1つで、血液をサラサラにするお薬です。
人工弁の手術を行った方、不整脈などで服用している方が
ケールに多く含まれるビタミンKを摂取すると薬の効果が弱まるとされています。
ビタミンKが含まれる食材をたくさん食べないでほしい。
間違っても、ワーファリンを服用されている方に大量のケールを与えないでね。
という注意点があります。
本人が注意していても、他者がよかれとおもって与えてしまうことがないように、
健康なわたしたちも頭に入れておいたほうがいいですね。

ビタミンKは脂溶性ビタミンです。気になる方はこちらもどうぞ。

脂溶性ビタミンリンクバナー

生野菜より調理するとアレの吸収力が上がる

ケールにはゼアキサンチンという、カロテノイドの一種が含まれています。
抗酸化作用をもち、主に網膜に存在しています。
網膜の保護、白内障や老化にともなう目の病気、
疲れ目を防ぐ効果があるとされています。
目にいい野菜と覚えておくとよいでしょう。
効率よく摂取したいなーと思う場合は、
脂肪と一緒に食べると吸収力が上がります。

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ほら、あのにんじんしりしりーと同じですよ。
ニンジンも目によくて抗酸化作用があり、
油で炒めると効率的に摂取できるという記事を書いたのを覚えていませんか?!
知らないし。そんな心の声が聞こえてきます。
(読者が少なくても、いいんです。いつか誰かが読んで下されば光栄です。
でも多くの人に読んで欲しいわぁ)

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パパヤーやマンゴー、ブロッコリー、ホウレンソウにも含まれていますので、
沖縄料理のパパヤーのしりしりーやマンゴーもいいね!
という方は、うちなー料理もオススメです。

ケールの主な効能

骨や歯の健康を守る
豊富な食物繊維で腸も元気
体内の余分なコレステロールの排泄をうながす
血糖値の上昇をおだやかに
色素成分のルテインで目を守る

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調理と組み合わせ

上記の記載で、
「脂肪と一緒に食べると吸収力が上がります。」
と書きましたが、
ケールの栄養素には
水にとけるビタミンCやカリウムなど水溶性の栄養素も含まれているため、
どちらもすべて吸収したいと思うあなたにオススメなのは
ケールで代用するロールキャベツ
スープなど、汁までまるごと食べちゃうレシピがいいですね。

サラダ
トマト、イーチョーバー(ウイキョウ)、ケール、レタス、ハーブパン粉。もう訳がわかりません。

独特の香りとクセがあるのですが、
サラダもオススメ。
いろんな野菜をふんだんに入れれば、
まったく気になりません。
野菜嫌いのわたしが言うので、間違いない!
ハーブパン粉があれば、ほどよい油(オリーブ油)で
吸収率の心配も解決です。

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最近の青汁も改良がすすみ、飲みにくいから飲みやすいに変化しています。
あとは・・・。”慣れ”ですね。
毎日の健康維持に、ケールライフ、試してみませんか。