ずっと気になっていた。ブロッコリーとカリフラワーの違い

ずっと気になっていた。ブロッコリーとカリフラワーの違い

これは実話です。
場所はファーマーズマーケット。
大量のカリフラワーが陳列されている場所で、
ご夫婦が話している会話が耳に飛び込んできました。
「ブロッコリーより、カリフラワーのほうが栄養価が高いんだってよ。」

もう数年前の話になります。
ずーーーっと気になっていたので、
今回はこの会話が本当なのか?!
調べてみました。
時間が経ちすぎてしまいましたが、わたしの性格はこんな感じです。
ちなみに、このご夫婦が
カリフラワーのほうが栄養価が高いといいつつ、
購入したかどうかは、永遠の謎です。
※たぶん、わたしに謎を残してそのまま通り過ぎていったように思います。

まずはブロッコリーから紹介

アブラナ科の野菜です。
キャベツの変種です。
日本では1970年代に入ってから人気者になったそうです。
ぶいぶい言わせていた模様。
まだわたしはギリギリ生まれていません。(あまり変わりませんが)

スポンサーリンク

 ブロッコリーの栄養成分と特徴

緑色の色素成分のクロロフィル
※クロロホルムではありません。
クロロフィルには血液の流れをよくし、うっ血の改善、
血栓や動脈硬化予防に関連があるとされ、
とても注目されている成分です。

辛味成分のイソチオシアネート
ガン予防、老化防止などが期待されているイソチオシアネート。
また、スルフォラファンにはイソチオシアネートと同じく
抗がん性物質として、効果が期待されています。
特に、新芽部分に多く含まれることから
ブロッコリースプラウトが大ブレイク!
ビタミンCとビタミンB1も豊富で栄養面はバッチリ!
さらにビタミンB1はアリシンという栄養素と結びつくと、
もっとよい効果が生まれます!

 その他の主な栄養素

書くのが面倒なので・・・
いやいや、以前に一生懸命に書いて掲載したものがありますので、
こちらも読んでもらえると、嬉しいな!

βカロテンリンクバナー

ビタミンCリンクバナー
ビタミンB1リンクバナー

 ブロッコリーを効率よく栄養吸収しちゃおう

とにかく短時間!
湯がいて食べるのが鉄則のブロッコリー。
栄養素が流れてしまうのは悲しいですが、
ここは諦めて。
たっぷりのお湯で短時間でゆでる!
ゆでたら冷水!
これでクロロフィル、ビタミンC、ビタミンB1、イソチオシアネートをキープしましょう。
ここで朗報!

ブロッコリーにはβカロテンとルテインがあるじゃないか

ということは…
油との相性も!オリーブ油やドレッシングも捨てたもんじゃないですね!
油大好き!これで安心!※そうは言ってもかけすぎ注意!
カロテノイドリンクバナー

ブロッコリーは根っからのアイドル、いや、カリスマ性があります。
さて、カリフラワーはどうでしょう。

 カリフラワーの栄養成分と特徴

カリフラワーはキャベツの変種といわれており、
ブロッコリー、キャベツと同じくアブラナ科。
違いは”色”で一目瞭然。
味や食感も異なります。
問題なのは、冒頭にあったように、
「ブロッコリーより、カリフラワーのほうが栄養価が高いんだってよ。」
という話は本当か否か。

カリフラワーのβカロテンの含有量はブロッコリーの50倍も少ない。
カリフラワーのビタミンCはブロッコリーよりやや少ない。

数字化するより、答えをわかりやすく表現してみました。
人は3~5つまでしか記憶できないといいますから。
わたしには2つが限界です。

カリフラワーのいいところは、ブロッコリーよりもビタミンCが水に溶けにくいという特徴があるものの、
もともと含有量が少ないので、比較すると
やっぱりブロッコリーに負けてしまうのでした…。

スポンサーリンク

しかし!
カリフラワーはブロッコリーよりも歴史が古い!
日本で食べられるようになったのは、昭和30~50年にかけて。
ブロッコリーよりも先輩です。
先輩はそれだけで偉いのです。

そんなわけで、色とりどりの野菜のアイテムとしてだけなく、
カリフラワーが好き。
単純に好き。
色彩が増えるだけで楽しめる。

どちらも素晴らしい野菜には変わりはありません!
誰ですか。ブロッコリーばかりを褒めたたえて、
どちらがスゴイかすごくないかと差をつけるなんて!
(わたしか。ごめんなさい。)
見た目が似ているからと言って、中身が同じとは限らない。
あの人と似てるよねー。とか、
そっくりだよねー。という一言がトラウマになりそうなときは
ブロッコリーとカリフラワーを思い出して!
きっと、
どっちが栄養価値が高いんだっけ?
思い出せない。
どちらも栄養ありそうだよね。
どちらでもいいね。ってなると思います。
(この記事の意味がなくなりますが、いいんです。また読んでくださいね、何度でも)

 番外編ロマネスコはどうなのか

ロマネスコ

見た目にインパクトのあるロマネスコ。
ひとつをむきとっても、永遠とロマネスコ。
ループです。
味は、ブロッコリーとカリフラワーを足して割ったような感じでした。
栄養価は第三位!
含まれる栄養素はほとんど大差はなく、
ブロッコリー、カリフラワー、ロマネスコの順番で覚えておくといいと思います。
どちらも色彩がとにかく美しい。
三人トリオで食卓を華やかにしてみてはいかがでしょうか。
(昭和の香りがプンプン)