ペットと一緒にフリーラジカルに負けない体を作ろう

ペットと一緒にフリーラジカルに負けない体を作ろう

前回の「人もペットも注意したいフリーラジカルとは」で、
フリーラジカルについてお話しましたが、
ペットと飼い主さんがフリーラジカルに負けないように
いくつかの改善方法について、まとめてみました。

 環境整備

家の中にも、潜んでいるフリーラジカル発生源。
ペットを室内で飼っている場合、
日ごろ愛犬、愛猫がどのように過ごしているかチェックします。
家具や床、ハウスダストなど、
口や鼻へ化学物質が混入しそうな場所や物がある場合は、
かたづける、掃除する、その場所に行かせない。


外でペットを飼っている場合、
寝床のチェック、排気ガスが入らないような場所を確保。
外犬は撫でると埃がスゴイので、小まめなブラッシングをする。
猫の場合は、常にグルーミング(毛づくろい)をしているので気が付きにくいですが、
軽く体を拭くようにしましょう。
お風呂を小まめに入れる必要はないと思います。
なるべく自然のままで、
飼い主は異常がないかスキンシップを取りながら
肌の状態、毛並み、体臭をチェックしましょう。

スポンサーリンク



できることからはじめる
動物専用のタオルや寝床は清潔に。
動物専用のシャンプーやコロンなどは控えめに。または止める。
蚤取りのお薬もなるべく、必要な時だけ使用するほうが
いいと思います。
※本来の犬、猫の生きる世界では、ノミ・ダニは当たり前。
過剰にお薬を使うと負荷がかかり、
外敵に抵抗する力そのものが弱まる場合もあります。

 食べて改善。負けない体をつくる

人間社会が作り出したフリーラジカルは防ぐことはできないのでしょうか?
多くの選択によって回避できるとしたら?
負けない体をつくるには食事が重要になります。

 フリーラジカルを中和する

フリーラジカルは車の排気ガスや汚染物質、過激な運動などからも生成され、
細胞に傷をつけ、体がさびる原因とされています。
体には適応能力がり、ちゃんとフリーラジカルを中和する働きが備わっています。
しかし、若いうちは充分に対抗できたとしても、
年を重ねるとどうでしょう。
老化は自然現象で、誰にでも平等に起こるもの。
しかし、環境や行動を変えることで、
”遅らせる”ことはできるのです。

スポンサーリンク



抗酸化物質を摂る

ペットの食事にぜひ取り入れて欲しいのが、
抗酸化物質が含まれる食材です。
抗酸化物質については、別の記事にまとめてあります。
体がサビる原因や
老化のスピードのコントロールにつて気になる方は
ぜひ、ご覧ください。

活性化酸素リンクバナー

サプリメントや高級ペットフードの陳列棚の前で
迷う時間があれば、
その時間を”野菜の下ごしらえ”にあてて欲しいと思います。

普段の食事に混ぜるだけ
多くの飼い主さんはとにかく時間がない。
同じペットフードを購入し、決まった時間にお皿に盛りつける。
犬や猫は文句ひとついわずにモクモクと食べる。
(なかには好き嫌いのある子もいるでしょう。)
その、いつものペットフードにちょっとしたトッピングを与えてみてはいかがでしょうか。
食欲のない子でも食べる意欲がわくはずです。

人参とすりゴマ、手づくハンバーグ、鶏がらスープ※加工品はダメ。
数年にわたり実践してきた食事の一例があります。
よかったら参考にしてみてください。

犬用鶏がらスープリンクバナー

犬手づくりご飯リンクバナー

犬健康ハンバーグリンクバナー

 犬・猫にオススメ抗酸化物質の野菜とハーブ

  • キャベツ
  • ブロッコリー
  • オカラ
  • カボチャ
  • ニンジン
  • ショウガ(チューブなど加工品はNG。)
  • 紅芋
  • トマト
  • ピーマン

 オススメのハーブ

  • オレガノ
  • タイム
  • ローズマリー
  • セージ

体に合わないのでは?と思う場合は、少量を1種類ずつお試しください。
野菜の場合は、湯がいて食べやすい大きさにカットし、
普段のご飯に混ぜ込んでみてください。
その際は湯がいた出汁も与えると、
栄養をもれなく摂取することができます。
分量は一皿につき、大さじ1~2杯くらいで。
トッピング程度でいいと思います。
※アク抜きはしっかり行いましょう。

ハーブは本当にちょっとだけ。
入れすぎなければ大丈夫です。
キッチンハーブとして育てたハーブを活用すると
安心・安全です。乾燥ハーブよりもフレッシュ(生)のほうが、
強すぎず、扱いやすいです。

スポンサーリンク



 避けて通れないフリーラジカル

地球に人間がいる限り、フリーラジカルは生成され続け、
目に見えない細胞レベルで体がむしばまれていくのは
避けることはできないでしょう。
しかし、知恵と工夫で対抗することは可能です。
知らないままで過ごす1年は、
想像するよりもはるかにもったいない。
その一年は犬にとって人間の4年間に値するほどですから。
やらないよりはやってみよう。
そう思って頂けたら幸いです。
飼い主さんもペットと一緒に、
日ごろの食事に抗酸化物質を含む食事を取り入れましょう。