ニンブトゥカー|スベリヒユ|パースレイン|食べ方|注意点

ニンブトゥカー|スベリヒユ|パースレイン|食べ方|注意点

沖縄の方言では一般的に、ニンブトゥカーと呼ばれているスベリヒユ
世界中の温暖地域に分布しており、海外では「パースレイン」と呼ばれています。

いちやく有名にしたのは、
スベリヒユには「オメガ3脂肪酸」が豊富に含まれている
という情報かと思われます。
体にいいものだよ!と言われても、
初めてニンブトゥカーを見る人は疑問に思うこともあるでしょう。

どうやって食べたらいいの?
体のどこに効くの?
そもそもこれはハーブなのか?野菜なのか?など。

今回は全国各地に分布しているスベリヒユを
”沖縄目線”で紹介していきたいと思います!

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Oregano information

科名 スベリヒユ科/スベリヒユ属/一年草
和名 スベリヒユ
別名 トンボグサ/サケノンベグサ/イハイズル
学名 Portulaca oleraceae L.
原産地 アジア(世界中に分布)
草丈 10~50cm

どこにでもある多肉の仲間

ここ最近は見かけることが少なく感じるニンブトゥカーですが、
足元にあったりもします。
繁殖力が半端ないので、迷惑な雑草としても有名。
多肉の仲間なので、真夏の厳しい暑さにも耐え、
力強く繁殖できる植物です。

かつての沖縄の食べ方

  • 汁物の具
  • 和え物
  • 炒め物

沖縄では単純に、
サっとゆでて、汁物に入れる、和える、炒める、など、
簡単なものが多かったようです。
あと一品欲しい!という時に役立ちそうです。

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オススメの食べ方

さまざまな沖縄のハーブ、沖縄家庭料理の書籍を見ても、
ニンブトゥカーは酢みそ和えが定番です。
その他の食べ方に挑戦してみましたが、
子供の頃に食べた味は…
たしか酢みそ和えだったのを今思い出しました!
(子供でも食べられる味でした。)

スベリヒユ簡単レシピ

ニンブトゥカーの酢みそ和え

作り方
ニンブトゥカーをよく洗い、汚れをとる。
熱湯に一つまみの塩をいれ、さっと湯がく。
水気をきり、食べやすい大きさに切る。
※タコやワカメを入れて海鮮風にすると絶品です。

きほんの酢みそ和えの素

  • ピーナッツバター — 大さじ1
  • 白みそ — 大さじ1
  • 砂糖 — 小さじ2
  • 酢 — 小さじ1
  • だし汁 — 大さじ1

酢みそを混ぜ合わせ、ニンブトゥカーを絡める

※ピーナッツバターはなくてもOK。
沖縄家庭料理では白和え、イナムドゥチ(沖縄風豚汁)などにも使うことがあります。
味噌を使った料理の隠し味に便利です。

サラダ
・さっと湯がいたニンブトゥカーをいつものサラダに加える。
キュウリ、トマト、ハンダマなんでもあり。

ツナ和え
・さっと湯がいたニンブトゥカーをツナ缶で贅沢に。
醤油少々または和風ドレッシングで。

ネバネバ和え
・お好きなネバネバ食品と。
納豆やとろろ昆布、湯がいたオクラ、山芋など。
和風ドレッシング、青じそドレッシングがおすすめ。

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沖縄の方言その他

沖縄の一般的な方言でのスベリヒユは「ニンブトゥカー」ですが、
各地域で呼び方が違うようです。

ミジィナ(鳩間)
ミンブトゥキ(沖縄)
ジギナ(石垣)
ミチナ(西表)
ミゾナ(宮古)
ミンナ(与那国)

「ミ」から始まる言葉が多いようですね。
ちなみに生薬名を馬歯莧(ばしけん)と言います。
馬の歯に似ているのが由来かと思われますが…。
(んー。どうでしょう。似てるのかな?)

Photo by Magdalena Smolnicka on Unsplash

ニンブトゥカーは総合万能薬

世界薬用食粒図鑑に、
ニンブトゥカーに秘めた可能性について記されています。

科学的評価 スベリヒユは健康維持の助けとなるとされる
ω-3脂肪酸を豊富にふくむ。
研究からスベリヒユのハーブ治療薬により
血糖値が下がることが示唆されているため、
糖尿病予防の可能性に関心がもたれている。
またスベリヒユを調整した生薬製剤には抗菌作用もあり、
肝臓と神経細胞を保護できる可能性もある。

薬草(ハーブ)であり、野菜でもあるニンブトゥカー。
さっそく食べてみたくなったのでは?!
と、その前に、
調理方法には注意点がございます。

オメガ3脂肪酸は加熱に弱い

体内で合成できない必須脂肪酸の一つが
オメガ3脂肪酸です。

多価不飽和脂肪酸-n-3系脂肪酸
DHA、IPA、α-リノレン酸

食事から摂取するほか方法はないのですが、
残念ながら熱に弱く、加熱すると「※過酸化脂質」になり、
逆に弊害を起こしてしまう可能性があります。

※過酸化脂質はコレステロールや中性脂肪といった脂質が、
活性酸素によって酸化されたものの総称である。
消化器官や血液の流れに悪影響を及ぼす有害な物質。

なので、炒め物に使う場合は、
お湯でサッと湯がいたものを用意し、
最後に絡める。
火加減に注意して、調理します。
※アクが強いので、湯がいてから使いましょう。

ゆがく

主なオメガ3脂肪酸の体内の働き

  • アレルギー疾患を予防
  • 高血圧・心疾患・がんを予防
  • 中性脂肪の低下
  • 脂質異常症、脳卒中
  • 動脈硬化、
  • 低血栓作用

病気を直すというよりは、
病気にならないように予防するために、
ニンブトゥカーなどの
抗酸化力に優れ、
かつオメガ3脂肪酸が豊富
など特に注目される効能がある食材
積極的に食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。

結論。
ニンブトゥカーは、野菜であり、野草であり、ハーブ(薬草)である。
そして、最強の雑草。なのでした。


参考文献

沖縄における山野木革本類の食材調査報告-平成18年2月-
社団法人 沖縄県緑化推進委員会

イギリス王位植物園 キューガーデン版
世界薬用食粒図鑑
出版:原書房
著者:モニク・シモンズ/メラニー=ジェイン・ハウズ/ジェイソン・アヴィング

栄養素の基本がわかる図解辞典
監修:中村 丁次