初心者でもすぐに始められるハーブ菜園。
その日の料理に自分で育てているハーブをちょいたし。
見た目も味もきっと大満足でしょう。
でもちょっとその前に。
ハーブは比較的育てやすい植物ではありますが、成長に必要な環境づくりも大切です。
まずはハーブの土選びから始めてみましょう。
ハーブを育てる土の4つの条件
- 十分な酸素が含まれている
- 土の粒と粒の間に隙間があり、通気性がよい状態
- 排水性がある
- 保水性がある
植物は水だけで生きているわけではありません。
日光、水、気温、土それぞれの条件、環境が備わって成長しています。
根から水分、栄養を吸収。
葉から二酸化炭素を吸って酸素を出す。これが植物の呼吸。
そして光合成によって作られたデンプンは葉脈を通って茎、根まで運ばれる。
このデンプンと土の酸素のバランスが植物の成長にとって重要になっているわけです。
ハーブを育てるときに知っておきたい8つの土の種類
赤だま土
園芸用の万能用土。
通気性、保水性に優れている。
大粒、中粒、小粒がある。
肥料はふくまれていない。
最近では淡水魚、リクガメなどの飼育にも利用されている。
ピートモス
ミズゴケを腐らせ、発酵させたもの。
通気性、保水性、保肥性が高いが、
状態が悪くなると通気性がなくなり根腐れや病害の原因となるので注意が必要。
黒土
有機物を多く含む園芸用の用土。
粒子が細かく保水性に優れている。
単体で用いると水はけが悪くなってしまうため、ブレンドして利用するとよい。
バーミキュライト
軽くて保水性、通気性に優れている。
基本用土に混ぜるか、単独で使うときは種まき、挿し木のときに使う。
砂
桐生砂、川砂など。主に水はけをよくするために使う。
パーライト
軽く、通気性がよい。根腐れ防止に優れている。
腐葉土
広葉樹の落ち葉、枯葉を腐らせ、微生物によって分解させた土。
基本用土に混ぜて使う。
鹿沼土
栃木県鹿沼でとれる土。保水性、通気性、排水性に優れている。
おススメの土の配合割合
鹿沼土1:バーミキュライト2:腐葉土3:赤だま土4
または
パーライト1:腐葉土3:赤だま土6
すべてのハーブが適合するかは育ててみないと正直わかりません。
住んでいる地域によっては植える時期、収穫時期が異なります。
種から植える場合は、購入する種の袋の裏を参考に季節を確認しましょう。
土の特徴を知ると応用がきく
ハーブ専用の土に限らず、野菜や果物、観葉植物に対応することが可能。
水はけがよい土、保水性がある土。肥料は何がいいか。固形?液肥?
失敗したり成功したり。土と触れ合い、環境に合わせてブレンド力を身に付けてみましょう。
まとめ - Summary of the information –
わたしの住んでいる沖縄は亜熱帯ですから、
風通しのよい環境を好むハーブを育てるときにいつも苦戦しています…。
カイガラムシというジメっとした環境から発生する害虫の被害にあったり、
台風がくるたびに台風対策に追われたり。
プランター栽培なので、適度な量の収穫、季節にあわせての収穫、
よくばらずに育てられるだけの種類だけを厳選しながら種をまく。
自分にあった楽しみ方で、ハーブを味わっています。
お住いの環境、生活スタイルにあった植物の育て方も含めて、
キッチンハーブを楽しんでいきましょう!