沖縄ではアカバナー(ハイビスカス)は街路樹や庭に植えられている、
とても身近な植物です。
幼いころに、よく花の蜜をすすっていたのを思い出します。
ほんのり甘くて、どことなく青臭いけれど、透明感のある味でした。
効能:個人的ランキングベスト3
1位 便秘解消!
2位 眼精疲労、疲労回復!
3位 二日酔いの改善!
便秘解消
アカバナー(ハイビスカス)の花びらを煮詰めると、少しぬめりが出ます。
これはペクチンによるもので、体内では消化することができないペクチンは食物繊維として、
腸の調子を整える手助けをしてくれます。
眼精疲労、疲労回復
アントシアニンと呼ばれるポリフェノールの1種によって、
眼精疲労や花粉症の症状緩和の効能もあるとされていますが、
そのほかにクエン酸とリンゴ酸によって、血流の改善、
成人病の予防、疲労回復、コレステロール値の低下などの効果が期待できます。
二日酔いの改善
アカバナーにはカリウムも豊富にふくまれており、
利尿作用によってむくみや二日酔いの改善にもつながります。
また、クエン酸やリンゴ酸が細胞の生まれ変わりを活発にして、
新陳代謝を高めてくれることで相乗効果が生まれます。
血液中の余分な水分や老廃物の排出が促され、合わせて体がデトックスされていきます。
ちょっと飲み過ぎたなと思ったら、
ハイビスカスティーを飲んで体調を整えてみてはいかがでしょうか。
まとめ - Summary of the information –
おもに花の部分を利用しますが、とても丈夫な植物なので、
庭のある方や鉢で育ててみるのもいいと思います。
種類もかなり豊富で5000種を超えるとも言われています。
じつはアカバナーも食べられるハイビスカスだった
食用品種はローゼル。一般的なハイビスカスは観賞用。
と、言われていますが、沖縄の人はこう思っているはず。
アカバナーも食べられるし、ハイビスカスティーにもできちゃうよ?という認識です。
ローゼルに比べると、抽出するために大量の花が必要になるかもしれません。
しかし、日常でなにげに、一杯だけハイビスカスティーが飲みたいわー。という程度であれば、
お庭に植えてある花を2~3個ほど摘み取って、洗って煎じて、レモン汁数滴入れて、お好みでお砂糖入れて。
花びらもキレイに洗えば、サラダに散らして食べることも可能。
彩りを楽しむ程度に使うことができる。
まさにキッチンハーブとして利用できるのです。
挿し木で増やすことができるので、気軽に生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちょっとだけローカル雑談
あまりにも恥ずかしい出来事ではありますが、
沖縄県の公園敷地内で植えたばかりのハイビスカスが大量に盗まれる…という事件がありました。
心を込めて植えたボランティア団体、
那覇市シルバー人材センターの方々の気持ちを考えると胸が痛む出来事でした。
美しい花で人を魅了するのはわかりますが、これはやりすぎですよね…。
植物を大切に、共存できればと心から願います。