沖縄では冬の重要な野菜として古くから親しまれている葉ニンニク。
方言ではヒツンフワー、ヒルヌファー、ヒルと言うようです。
鱗茎(りんけい:養分をたくわえて厚くなった葉が茎のまわりに
多数重なって球状になっているもの)
が肥大する前の若い茎と葉を食します。
沖縄ではチャンプルー(炒めもの)や汁物に入れて食べますが、
旬は12月~3月なので、冬にならないとお目にかかれない貴重な食材です。
季節外で見かけたとしても、他の野菜もそうですが、旬の味にはやっぱり敵いません。
葉ニンニクは香りが強いのか?
ニンニクと同様葉っぱにも、あの強烈な匂いがあるのでは?
と思う方もいるかもしれませんが、
意外にも香りがやさしく、ニラよりも歯ごたえがあり風味のよい野菜です。
ネギ類が好きな方は、さらに楽しめる食材です。
効能:個人的ランキングベスト3
1位 疲労回復!
2位 風邪予防!
3位 血液をサラサラ!
疲労回復効果
疲労回復を助ける上で欠かせない成分であるビタミンB1。
そのビタミンB1と葉ニンニクに多く含まれているアリシンという成分を一緒に摂取すると、
吸収率があがります。
ビタミンB1を多く含む食材
- 豚肉
- ウナギのかば焼き
- 大豆
- 玄米ご飯
風邪予防・体力増強
葉ニンニクの旬は12月~3月で、殺菌力があることから冬の風邪予防として知られています。
葉ニンニクは、加熱料理などで甘く香ばしいかおりで唾液や胃液といった消化液の分泌を促し、
胃腸の働きを活発にするので食欲増進につながり、風邪をひきにくい体づくりに役立ちます。
血液の流れを正常にする
葉ニンニクに含まれるアリシンはなかなかの優れもので、アリシンを含むイオウ化合物は、
血液が固まりやすくなるのを防ぎ、
血行促進を促し心筋梗塞や、脳梗塞の予防にも役立ちます。
まとめ - Summary of the information –
葉ニンニクは冬にならないと出回らない食材ですが、
ときどき立ち寄る道の駅やファーマーズマーケットなどで見かけた時に”もうそんな季節か!”
と四季のない沖縄でも季節を感じさせてくれます。
沖縄の家庭料理ではニラとかネギとかニンニクはシーチキンを使うのが定番です。
”今が旬!”で買うと、とってもお得な気持ちになりますよね。
値段も安いし、量も多い。そして何より新鮮でうまい!
野菜嫌いな私が、食べ方を工夫することで食生活を改善できたのは、
”季節の野菜”の美味しさ、そしてこの季節でしか味わえないという期間限定が食べなきゃ損!
と思わせているのかもしれません( ゚Д゚)
あなたの周りに野菜嫌いはいらっしゃいますか?
わたしはその野菜嫌いですが、葉ニンニクのように季節野菜、
”期間限定”という言葉は意外にも効果があるかもしれません。
今しか食べられないよ!と言われると…食べてみようかな。苦手だけど。
うまいじゃないか。みたいな!