アップルミントの料理に役立つ基礎知識

アップルミントの料理に役立つ基礎知識

実際に料理で使うときに知っておくと役立つ”アップルミント”の基礎知識。

もっとおいしく楽しくハーブを利用できるように、”料理に使う”をメインにまとめてみました。


アップルミント シソ科/多年生/原産地-ヨーロッパ/アジアの湿地帯など

 apple mint アップルミント  menthe à feuilles rondes  マンタ・フイユ・ロンド  マルバハッカ

特徴

りんごに似た甘く爽やかな香り。
食べるとメンソール味が爽やかだが、りんごの味はしない。
どちらかというと青臭いので葉っぱだけを食べるのは不向き。
葉は丸形で、細かな産毛がある。

利用部分/葉っぱ

  • 生の葉をサラダに和える。
  • 生のままか、乾燥したものをお茶で飲む。

 利用部分/茎

  • 香りだけを楽しみたい場合は茎ごと使う。
  • 生のままか、乾燥したものをお茶で飲む。
  • アップルミントの特徴であるりんごのような香りを抽出することはできない。

よく使われる料理

サラダ ハーブティー デザートなどに添えるなど。

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ちょこっとアドバイス

メンソールがやさしいので、ミントのなかでは食べやすい。
少量をサラダ入れると香りを楽しめる。
※葉っぱだけを食べるのは不向き
オーブンなどの高温加熱などには乾燥したものが向いている。

生を加熱料理しても味も香りも消えるので不向き。

季節で使い分け

晩春から初夏にかけて。花の咲く直前で収穫するとサラダなど生でも食べやすい。
開花後は葉の成長が止まるので、色や香りが強くなるのでハーブティーなどに利用。

相性のよい食材

りんご はちみつ シナモン レモン カルヴァドス(りんごの蒸留酒)など。
甘みとの相性がよい。
りんごの香りはすれども味はりんごではないので、
りんごの果汁にはちみつをブレンドしてハーブティーにするとおいしく頂ける。

扱いと保存方法

葉は傷みやすい。水分が苦手。
2~3日間の保存なら、湿らせたキッチンペーパーで茎先をくるみ、
冷蔵庫で保存。その際は冷気が遮断できるよう工夫する。
発泡スチロールの箱に入れるか、プチプチ梱包材でくるんで、
冷蔵庫の中でも温度が高めの場所へ。

洗い方

洗うと傷むので、できるだけ洗わないで使うのがベスト。
農薬が気になる場合は、たっぷりの水に浸し、
傷つかないようやさしく引き上げて水気をとる。

※じゃばじゃば洗うのは厳禁

生育環境

半日日陰で水はけのよい土壌が適している。
ハーブ用の土に培養土や赤玉をブレンドするとプランター栽培できる。
照り返しや風当りの強い場所には適さない。
寒さには強いので春から晩春まで楽しめる。


まとめ - Summary of the information –

沖縄でも春に種をまくと、夏の終わりまで収穫が楽しめます。
ハーブティーとして飲むと穏やかなメンソールの味わいがやさしく、爽やかで飲みやすいです。
比較的育てやすいハーブですが、雑草の手入れを怠ると収穫が期待できません。

プランター栽培での注意点は定期的に剪定と、
土をホジホジして根っこが呼吸しやすいように手入れしてあげると育ちが良くなります。
根っこは傷つかないように注意です。

台風や風の強い場合は移動したり、強い日差しなどに注意しましょう。

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