実際に料理で使うときに知っておくと役立つ”ローリエ”の基礎知識。
もっとおいしく楽しくハーブを利用できるように、”料理に使う”をメインにまとめてみました。
ローリエ クスノキ科/常緑樹/原産地-地中海沿岸
bay(leaf) ベイ(リーフ)/ laurel ローレル
laurier ローリエ
lauro ラウーロ
ゲッケイジュ
目次 -Table of contents-
特徴
甘くマイルドな香り。
花には甘みがあるので、香りを抽出するときには花ごと使うとより効果的。
乾燥させると香りは弱くなる。
利用部分/葉っぱ
- 香りを液体に移すのが主な使い方。
よく使われる料理
シチュー カレー ミネストローネ などの煮込み料理
ちょこっとアドバイス
乾燥したものより、生の葉っぱのほうが香りがよい。
花と一緒に利用するとより深みとコクがでてマイルドな味わいになる。
乾燥させると香りが弱まるほか、雑味が協調される。
※本来のうまみをじゃまする不純な味のこと。酸味・渋味・苦味など。
持続性に優れているので、ソース作りにも適している。
季節で使い分け
晩春から初夏。開花期前後が旬。
若葉は香りが弱いので、かたくて濃い緑色の葉っぱを利用する。
花ごと利用するとよりいっそう楽しめる。
相性のよい食材
肉、魚はもちろん、うまみのある素材に合う。
ローリエは甘くて癖がない香りなので、他のハーブとも合わせやすい。
たとえば、タイム、ローズマリー、レモンバーム、フェンネルなど。
ローリエの単品となると味にしまりがないので、
アクセントになる酸味(トマトなど)や黒コショウなどのピリッとした辛さを合わせるのもよい。
扱いと保存方法
花は傷みやすく、保存がきかない。
生の葉っぱは密封容器に入れて、冷蔵庫の中でも温度が高めの場所におく。
洗い方
汚れや農薬が気になる場合は、水に浸してよく洗う。
花は洗うと香りの鮮度がおちるので、洗わずに使うとよい。
生育環境
日当たりのよい場所を好む。風の当たらない、水はけのよい土壌がよい。
まとめ - Summary of the information –
ハーブの大半は、乾燥させたほうが味や薬効成分がアップするというイメージだったのですが、
ローリエは料理に使う場合は生の葉が良い
ということがわかって驚きでした。
詳しくはこちらをどうぞ!
ちょっとした違いを知って使い分けしてみてはいかがでしょうか。
スーパーで売られているローリエのを料理に使っていますが、
苗を育てるのもいいですね。
常緑樹なので年中利用できるのも魅力的だし、使いたいときに収穫して無農薬のハーブを使う。
あとは料理の腕を磨けば完璧です( ゚Д゚)