ローズマリーの料理に役立つ基礎知識

ローズマリーの料理に役立つ基礎知識

実際に料理で使うときに知っておくと役立つ”ローズマリー”の基礎知識。

もっとおいしく楽しくハーブを利用できるように、”料理に使う”をメインにまとめてみました。


ローズマリー シソ科/常緑小低木/原産地-地中海沿岸

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特徴

葉っぱに揮発性の精油が多く含まれている。
※揮発性とは液体の蒸発しやすい性質のこと。
葉っぱを触るとベタベタ感が手につく。香りはスパイシーでいて爽やか。
ほんのりかび臭さを思わせる。独特な香りが人気。
直立がたと、枝が垂れるものがある。

利用部分/葉っぱ・茎・枝

  • 雑味が強いため、葉をそのまま食べるのには向かない。
    ※本来のうまみをじゃまする不純な味のこと。酸味・渋味・苦味など。
  • 香りだけを楽しみたい場合は茎・枝ごと使う。
  • ハーブオイルやハーブビネガーなど、液体に香りを抽出するのに適している。
  • 素材の上に乗せ、蒸したり加熱することで香りを移す。液体に(オイルやビネガーなど)香りを抽出して利用。
  • 加熱すると香りも味もやや強まる。
  • 乾燥させると香りは弱くなるが、逆に味が強調される。
  • 使うときはごく少量で十分。

よく使われる料理

魚・肉・野菜などの”香草焼き” バリエーションは豊富。

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ちょこっとアドバイス

乾燥させると香りは弱くなるが、逆に味が強調されるので、使うときは少量がよい。
香りの抽出で雑味が強く感じる場合は、隠し味にシナモンを利用するとよい。

季節で使い分け

冬季の葉っぱは緑が濃ゆく、香りが豊か。
葉っぱが明るい緑のものは、香りが弱いため雑味が目立つ。
ほのかな香りを楽しみたい場合はこちらを利用。
木が成長するにつれて、香りと味が大きく変化する。

樹齢5年以上の枝を使うと、短時間で良質な香りが抽出できる。

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相性のよい食材

仔羊肉や鹿肉、うさぎ肉、フォアグラなど個性の強い物があう。
淡白な素材だとローズマリーの強い香りに負ける。
鶏肉など皮に焦げ目をつけるくらい焼いき、ローズマリーで香ばしさを引き立てるとよい。
魚なら脂ののったアンコウなどの個性的なものに合う。
スパイスと合わせるならシナモンがベスト。

扱いと保存方法

やわらかい若枝はやさしく扱う。
若枝の保存には、キッチンペーパーで全体を包み、密封容器で冷蔵庫の温度の高い場所がよい。
一週間程度で使い切る。
枝の太い、丈夫なものなら水にさしておく。または水に挿さなくても数日は枯れない。

洗い方

できるだけ洗わないで使うのがベスト。
汚れや農薬が気になる場合は、使う1時間前に流水で2~3回押し洗いして水気をとる。
香りの抽出だけの時は洗わずに、コーヒーフィルターやネル地を利用して汚れを遮断するとよい。

生育環境

日当たりがよく、風の当たりにくい場所がよい。水はけがよい土壌が適している。

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洗い方

できるだけ洗わないで使うのがベスト。
汚れや農薬が気になる場合は、使う1時間前に流水で2~3回押し洗いして水気をとる。
香りの抽出だけの時は洗わずに、コーヒーフィルターやネル地を利用して汚れを遮断するとよい。

生育環境

日当たりがよく、風の当たりにくい場所がよい。水はけがよい土壌が適している。


まとめ - Summary of the information –

野生のローズマリーは崖際に自生しているほど、環境にあっていればとても丈夫に育つハーブ。
ということは、沖縄の環境にも強い?!ということで、やんばるの庭に植えています。
利用価値も多様多才で、ぜひ身近に育ててほしいハーブのひとつ。
料理での利用はもちろん、老化防止や記憶力を高める手助けなど、とにかく優れものです。

最近、集中力が続かない。いやいや、いつもと一緒だよと人は言う。

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