初心者でも簡単に育てることができるレモンバーム。
ところが意外にも食べるには扱いの難しいハーブです。
そこで料理に役立ててほしいレモンバームの特徴や扱い方をまとめてみました。
レモンバーム シソ科/多年生/原産地-南ヨーロッパ
lemon balm レモン・バーム
mélisse メリス
cedronella チェドロネッラ / melissa メリッサ
セイヨウヤマハッカ / コウスイハッカ
目次 -Table of contents-
特徴
- レモンに似た香りをもつ。
- 苦味とえぐみが非常に強い。
- 繁殖力が強い。
利用部分/葉っぱ、茎
- 食べるのは適さないので葉を使って香りを抽出する利用法に限定される。
- サラダに入れる場合は柔らかい葉っぱがよい。
よく使われる料理
お茶、ハーブビネガー、シロップ、クッキーなど
ちょこっとアドバイス
雑味がでやすいため香りの抽出には熟練を要するが、
香りの強い葉を選んで使うと同時にレモンの皮で補うとよい香りを味わえる。
ビニールハウス栽培や柔らかい伸び盛りの状態は香りがほとんどない。
春から初夏の柔らかい葉っぱは香りが弱いので、色の濃いしっかりとした葉っぱを選ぶとよい。
季節で使い分け
真夏になると枯れたようになるが、涼しくなると復活する。
枯れずに残った葉っぱは、見た目が悪く見えるが香りは豊かなので利用できる。
相性のよい食材
魚、鶏肉、ズッキーニ、キュウリ、パルメザンチーズ、グリンピースなど。
果物なら柿など糖度が高く香りの弱いものに合う。
扱いと保存方法
キッチンペーパーで包み、そのうえから軽く霧吹きで湿らせる。
冷気が遮断できるよう発泡スチロールの箱に入れるなど工夫して冷蔵庫に入れる。
5~6日程度保存可能。
洗い方
洗うと傷むので、できるだけ洗わないで使うのがベスト。
農薬が気になる場合は、使う1~2時間前にたっぷりの水にしばらく浸し、
傷つかないようやさしく引き上げて水気をとる。
※じゃばじゃば洗うのは厳禁
生育環境
- 直射日光を避ける。
- 暑さにも寒さにも強い。
- 湿り気のある土壌が好ましい。
まとめ - Summary of the information –
レモンバームは小さなプランター栽培でも育てることができ、手軽に利用できるハーブです。
一見、枯れかけたようになる時もありますが、
その方が香りが強い状態であると知ってからは気にすることなく利用しています。
レモンバームには優れた効能もいっぱいの魅力あるハーブです。
キッチンハーブとして育ててみてはいかがでしょうか。
気分が晴れない。なぜだか憂鬱。レモンバームで暗い気持ちを吹き飛ばそう!