日本のハーブとして古くから愛されている”シソ”。
東南アジアや中国では主に”薬”として利用されているのに対し、
シソを野菜として食べているのは我が国だけのようです。
縄文時代の遺跡から”シソの種子”を発見
その歴史は古く、シソが縄文時代には登場していたのでは?!という説があるほどです。
福井県の鳥浜貝塚、岩手県の鳩岡崎遺跡から”シソの種子”が発見され、
なんらかの形で利用されていた可能性があるのです。
シソは日本人にもっとも身近で、ロマンとミステリアスあふれるハーブなのです。
効能:個人的ランキングベスト3
1位 強い殺菌効果!
2位 βカロテン、カルシウムが豊富!
3位 抗酸化作用!
シソの香りに抗菌作用
香り成分のぺリルアルデヒドに強い殺菌効果があるため、
食中毒予防と防腐作用が備わっています。
梅干しや刺身のつまなど、和食にかかせないシソは理にかなった利用方法を
先人たちから受け継いでいるのがわかります。
シソのβカロテンはトップクラス
シソの魅力は栄養成分が豊富な点があげられます。
- 粘膜や皮膚の保護に関わりのあるβカロテン
- 骨や歯を作るカルシウム
- 貧血予防の鉄分
- むくみ、高血圧予防の助けとなるナトリウム
赤ジソの色素成分でガン予防
赤ジソにはポリフェノールの一種であるアントシアニンにシソニンが含まれており、
抗酸化作用による働きがあります。
抗酸化作用があるということは、細胞の酸化を防ぎ、
老化抑制やがんの抑制への助けとなるのです。
赤ジソを見かけたら、どうぞ迷わず手にとってみましょう!
大量に摂取するのは難しい
どんなによい成分が詰まっていても、シソを大量に摂るのは大変です。
赤ジソに含まれるアントシアニンという成分は水に溶けやすい性質があります。
多めに手に入る機会があれば自分でジュースを作ってみるのもオススメ。
水に溶けやすい性質を利用して摂取率、吸収率をあげましょう( ゚Д゚)
- 赤ジソの葉500gに対し、沸騰したお湯1800ccで5分ほど煮る
- ザルでこす
- 砂糖200~300gをいれる
- 酢を300cc入れて冷ます
- 2~3倍に薄めて飲む
クエン酸で作る赤ジソジュースの作り方は
こちらをご覧ください。
青ジソ、赤ジソの違い
青じそも赤ジソも一般成分は同じですが、
赤ジソには色素成分が含まれているためやや赤ジソに勝敗がありそうです。
薬草としての利用も赤ジソが目立つ傾向にありますが、
どちらにも優れた栄養成分が含まれているのでバランスよく摂取することが大切です。
ちなみにアントシアニンは目の疲れに効果的なので、
日常的に目の疲れが気になる方はは赤ジソを積極的に摂るとよいでしょう。
まとめ - Summary of the information –
ハーブのほとんどはシソ科です。
バジルやタイム、オレガノ、クミスクチンなどなど。
シソはアンチエイジングの効果にも役立つうえ、
食事のメニューのバリエーションも豊富ですよね。
味を楽しみながら体に優しいシソを楽しみましょう(-ω-)/