沖縄の観光土産の中に、必ずと言っていいほど紅イモで作られた商品が豊富です。
色鮮やかな色と上品な甘さで、特に女性にはたまらない味ですね!
目次 -Table of contents-
紅イモ(サツマイモ)が琉球国に導入されたワケ
沖縄の方言ではウム、ンム、アコンと呼ばれている紅イモ。
日本で最初にサツマイモがもたらされたのは宮古島で、
砂川親雲(ぺーちん)上旨屋(う む や)が中国から導入。1597年頃の事でした。
それとは別に、1605年に野国総官が琉球国の飢えで苦しむ人々のために
中国から苗を持ち帰り、
たびたび起こった気象災害(主に台風)による食糧難に備えることができたそうです。
全国に「薩摩芋」として広がったのは後のことで、
儀間真常が栽培技術に大きく貢献し、各地に広まったのです。
台風の多い沖縄。
貧しい島の人々を救おうと力を注いだ偉人。
記録が古く、未だ謎の多い偉人の方々ではございますが、
この先人たちによる先見の明と知恵と賢さが、
今日のわたしたちを生かしているのだと気づかされます。
ただ腹を満たすだけでなく、味、栄養、生命力に優れている紅イモ。
どのような栄養と効能があるのか、ひも解いてみましょう。
効能:個人的ランキングベスト3
1位 ビタミンCでストレス予防!
2位 生活習慣病の予防!
3位 便秘解消!
ストレスが溜まってきた!!と感じたら
イライラするとビタミンCが失われ、お肌にもよくありません。
紅イモ(サツマイモ)に含まれるビタミンCは加熱による損失が少ないため、
ストレスによるビタミンC不足にはもってこいの食材です。
イライラしたら、イモ。
紅イモを食べましょう。
低温加熱で甘みアップ
紅イモ(サツマイモ)にはアミラーゼという酵素が含まれており、デンプンを分解して甘みを高めます。
低温で長く加熱されたデンプンは糖に変わり、うっとりする甘さになるのです(-ω-)
ゴーヤーも紅イモと同様、含まれるビタミンCは加熱に強いので、
ゴーヤーと紅イモの天ぷらなど一緒に食べると効果的です(*‘∀‘)
生活習慣病の予防
紅イモにはβカロテン、ビタミンEも豊富に含まれており、ビタミンCとの相乗効果により
活性酸素から守る働きを促すので動脈硬化の予防にも効果的。
さらに、食物繊維、カリウム、カルシウム、 ビタミンCが豊富!
皮には食物繊維、ビタミン類、ミネラル、アントシアニン、クロロゲン酸などが含まれており、
皮まで食べつくせば生活習慣病の予防に役立ちます。
満腹感でダイエット効果もあるうえ、生活習慣病の予防ができちゃう嬉しい食材です。
※相乗効果とは:ある要素が他の要素と合わさる事によって単体で得られる以上の結果を上げること
便秘解消でお腹すっきり
紅イモを切ったときに出る白い液。
これはヤラピンという樹脂の一種で、
これが胃の粘膜を保護したり腸の働きを活発にし、便を柔らかくします。
葉や茎にも含まれ、加熱しても変質しない優れた成分です。
食物繊維もたっぷりなので、便秘でお悩みの方にオススメです。
まとめ - Summary of the information –
わたしはイモが好きではないけれど、今は亡き父親が言っていた言葉を思い出します。
「昔は貧しくて、イモばかり食べてたさ。」
あの時はまだ子供で言葉の意味がわからなかったけど、戦後の時代もイモでお腹を満たす時代だったのですね。
今の食生活、見直さなきゃなぁ…(;´・ω・)
犬ごはんにも便利な紅イモ
色鮮やかな紫色は目に優しいアントシアニン色素。
目の不自由な愛犬のゾンさんのご飯にも利用しています。
ときどきスイーツ

美味しく栄養補給できて、リラックス効果抜群です!
旬は8月~1月です。
みなさんも紅イモや紫イモを見かけたら、どうぞお楽しみください(´・ω・`)