レモングラスの料理に役立つ基礎知識

レモングラスの料理に役立つ基礎知識

エスニック料理に欠かせないレモングラス。
キッチンハーブとして利用するなら、知っておくと役立つ”レモングラス”の基礎知識。
もっとおいしく楽しくハーブ&スパイスを利用できるように、
”料理に使う”をメインにまとめてみました。


レモングラス イネ科/一年生/原産地-インド南部、スリランカ

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特徴

レモンに似た爽やかな香り。
シトラス(ミカン属)に似たスッキリ爽快感がある。

利用部分/葉っぱ

  • 根元、葉っぱを利用。
  • 香りほど味はないうえ、レモンのような強い酸味もない。
  • 風味づけに利用。

よく使われる料理

トムヤンクンやインドカレー

タイ、マレー、インドネシアなどではカレーの風味づけに利用されている
ココナッツミルクがベースのカレーやシチューと相性が良い
欧米では魚介類や鶏肉を使ったスープ料理、牛肉の風味づけにも使われている

ハーブティー
少し甘くして飲む、炭酸水でわるとリフレッシュできる

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ちょこっとアドバイス

  • 乾燥させたものより、生の香りのほうが強い。
  • 生のレモングラスをスライスしたり、すり潰して使うと香りが強く漂う。
  • 葉っぱは繊維質で、食べるのには不向き。
  • 葉っぱからは青臭さが出やすいため、根元も一緒に使うとよい。
  • 肉や魚を柔らかくしてくれる。
    ※タンパク質を分解する酸が含まれているため、2時間以上漬け込むと食品の酸味が増して硬くなってしまう。
    漬け込む際は、ステンレス製の容器は利用しないほうがよい。ショウガ、マンゴーなども同様。
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季節で使い分け

タイ産の冷凍輸入されている根元は、日本産よりも格段に香りが豊かで、
雑味を出さずに香りを抽出できる。
虫が嫌う香りとされ、虫よけスプレーにも利用できる。
寒さに弱いので、収穫時期の5~10月までのものを楽しむ。

相性のよい食材

魚、鶏、肉料理に

バターや生クリームの量を控えめにした魚料理のソースとして利用するとよい。
東南アジアでは、葉よりも茎が重宝され、チリペッパーやコリアンダーと相性が良い。
酸味と相性がよいので、隠し味としてレモングラスの香りをたすと深みが出る。
フルーツとの相性もばっちり
シロップ漬けにすると爽やかなレモン風味のシロップが楽しめる。


lemonglass

扱いと保存方法
新鮮であれば、生葉は2~3週間、冷蔵保存可能。
アルミホイルの上にキッチンペーパーをしいて、その上に寝かせておく。
キッチンペーパーは水を吸わせておくと日持ちする。
その際、ラップフィルムやポリエチレンの袋で覆わないように注意。
水分が袋の内側にたまって汗をかいた状態になると腐れやすくなる。

洗い方
とても丈夫なハーブ&スパイスなので、野菜を洗う要領でOK。
水気はよくふき取ること。

生育環境

  • 20℃を超えると発芽するが、日本では花が咲かないことが多い。
  • 寒さに弱いので地植えしているものは鉢に移し替え、室内の日当たりのよい場所で冬を越す。
  • 2~3年に一度は植え替える。
  • 株分けをしないと、蒸れて根腐れや病気になってしまうため、
    通気性をよくすること。


まとめ - Summary of the information –

レモングラスには、よい香りだけでなく効能も優れたハーブ&スパイスです。
リラックス効果はもちろん、殺菌作用、血行促進で美肌効果やむくみ、
肩こりなど疲れた体に優しい効果があります。
見や目は雑草のようで、ぶっきらぼうな風貌ですが、癒し系のハーブと言えます・・・(;´・ω・)
入浴剤として利用したり、
料理に利用してエキゾチックな味わいを楽しむのもストレス発散になるでしょう(´・ω・`)
温暖な沖縄では育てやすいレモングラスですが、
素手で扱うと手を切ってしまうこともありますので
手袋などを着用してから触るようにしましょう。

見た目がススキと間違いやすいので、ご注意を( ゚Д゚)

レモングラスの効能も要チェックです。むくみや肩こりがツライ人にオススメです。

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