カモミールの人気はなんといってもリンゴを思わせる風味とリラックス効果。
カモミールの扱いや特徴を知って、
もっとカモミールを楽しんでみませんか(-ω-)/
カモミール キク科/多年生/原産地-西ヨーロッパ
german chamomile ジャーマン・カモマイル
camomille カモミーユ
camomilla カモミッラ
カミツレ
目次 -Table of contents-
特徴
- リンゴを思わせるような香りが特徴。
- ローマンカモミールのほうが花びらが大きく、香りが豊か。
- ジャーマンカモミールのほうが薬効性が高い。
- 精油は青い色をしている。※抽出するときのみ、青い
利用部分/茎
花と葉っぱを利用。
よく使われる料理
ハーブティー、ゼリー、ソルベ、グラニテなど、そのまま食べるより香りを抽出して使う。
ちょこっとアドバイス
- 葉っぱと花では香りが異なる
- 葉っぱは土くさい、青くさい、抽出すると雑味がでる
- 花のみだと、甘く爽やかで抽出時に雑味もでない
- カモミールだけの味が苦手な場合はミントをブレンドすると飲みやすくなる
季節で使い分け
花だけでなく、葉っぱも利用できるので花付きのものを使う。
年に2回、春と秋に花が咲くが、
もっとも香りが強い季節は雨季以前の春がよい。
相性のよい食材
- 甘い素材との相性が抜群
- 特にマンゴーとの相性がよい
扱いと保存方法
花付きは茎を水にさし、風のあたらない涼しい場所におく。その日のうちに使い切る。
花がついていない場合はキッチンペーパーで包んで発泡スチロール製の蓋付きの箱で、冷蔵庫保管。
一週間以内に使い切る。
洗い方
- 花は洗うと香りが落ちるので、洗わない。
- 葉っぱは洗ってもOK。
- たっぷりの水に5分ほど浸す。網でさっと引き上げ水気をしっかりときって乾かす。
- じゃぶじゃぶ洗わない。
生育環境
日当たりがよく、水はけのよい土壌がよい。
春には青々とした葉が茂り、雨季の前には花を咲かせる。
温暖な気候であれば、晩秋にも花が咲くので二度楽しめる。
カモミールにはローマンとジャーマンがあります。
何が違うのか?!その謎を知りたい方はこちらをどうぞ!
まとめ - Summary of the information –
カモミールの人気の秘密は、ブレンドしたときに様々なハーブとの絶妙な味わいを楽しめるうえ、
精神安定と安眠効果などの薬効性が優れていることもあり、世界中で愛されています。
ヨーロッパでは古くから薬やお香の原料、生け花などに利用されていたことや、ギリシャでは医学の父、
ヒポクラテスが解熱剤として用いていたことで有名です。
英国ではチューダー王朝時代にカモミールを床に敷き、
部屋中に漂う香りを楽しんでいた記述もあり、アロマの効果も絶大です。
日ごろの疲れやイライラなど、
ストレスの多い現代人にとって癒しのハーブは心の疲れをとる手助けとなるでしょう。
カモミールの精油は、湿疹やかゆみ、神経性を伴う皮膚炎などにも良く、
敏感肌の方にも安心して使うことができます。
また、カモミールの成分には胃炎、生理痛、冷え性などにも効果があり、
女性には強い味方です。
寝つきの悪いときにも効果がありますので、
質の良い睡眠を必要とする場合はホットミルクにカモミールをブレンドして休むとよいでしょう。
