古くからフランスではセージに”深い悲しみを癒す働き”があると言われており、
気持ちを落ち着かせたい時に利用されてきました。
セージの属名”サルビア”には”健康・救う”という意味があり、
利用価値が高いハーブの一つです。
大切な人が深い悲しみに押しつぶされそうなら、
そっとセージのハーブティーを注いで話を聞いてあげましょう。
温かいセージ茶とあなたが傍にいるだけで和らぐことでしょう。
深い悲しみに効果があるとされる理由
神経系の強壮作用
セージには神経系の強壮作用があり、緊張をほぐし心を鎮め安定を保ちます。
緊張状態をほぐし、疲労回復にも役立つセージの薬効は気持ちの切り替えのスイッチになります(*‘∀‘)
ホルモンに類似した成分
セージにはホルモンに類似した成分が含まれているので、さまざまな薬効があります。
特に女性に効果的です。
- 生理不順
- 更年期障害
- 寝汗やほてり
- 骨粗しょう症の予防
- 母乳の出を減らす
寝汗対策は冷ましたセージ茶が効果的
体調が思わしくない、寝汗で眠れない時は、
冷ましたセージ茶を飲んで休んでみましょう。
セージ茶には収れん効果があり、汗を抑える働きがあるほか、
神経の緊張をほぐしホルモンバランスを整え、
体のリラックス効果を促します。
また、鎮痙(ちんけい)作用で体内から余分な力を抜くことで安眠に繋がるという訳です(;´・ω・)
鎮痙(ちんけい)作用とは
滑平筋の痙攣(けいれん)を抑える作用のこと。
滑平筋(かつへいきん)とは筋肉の組織の一種で、胃や腸,尿管,膀胱,
子宮などの壁の筋層を構成する筋肉のこと。
殺菌作用と収れん作用でスキンケア対策
収斂作用(しゅうれんさよう)とは、
タンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用のことで、
止血、鎮痛、防腐などの効果があります。
美容に効果的で、毛穴やお肌を引き締めて皮脂をコントロールする働きがあります。
毛穴が黒ずみの悩み、吹き出物、ニキビ、オイリースキンの症状には
セージでフェイシャルスチームがオススメです(*‘∀‘)
髪の毛が油っぽい、フケが気になるという時も
洗ったあとの髪の毛にセージ茶ですすぐと清涼感でサッパリするでしょう。
足の汗が気になる方もフットバスにセージ茶を利用すると、
殺菌と収れん作用でキレイサッパリです(;’∀’)
気になるセージ茶の味
わたくし個人の意見となりますが、ほんのり爽やかで、
サッパリしているのにクセがない優しい味です。
普段はセージシード(料理用で市販物)を愛飲しているのですが、
プランター菜園で育てた葉っぱをお茶で飲んだところ、
味がまったく違うので驚きました(; ・`д・´)
やはり自家製のものは味が違う…気がします!

セージはたくさんの種類があるので、
まずは定番のコモンセージから楽しんでみると良いでしょう。
悲しみが消えなくても、前向きになれる手助けになればセージ茶の味は大したものです。
温かく優しい味で心も体も満たされれば、
時間とともに悲しみも自分自身の一部となり涙の数も減ることでしょう。
どうぞ一度はセージ茶の温もりをお試しください。
※注意点
長期の飲用、妊娠中、授乳中、てんかん、糖尿病、高血圧の薬服用中の人は避ける
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