県内最大級の亀甲墓(かめこうばか)を見に行こう!

県内最大級の亀甲墓(かめこうばか)を見に行こう!

今回は那覇市銘苅にある遺跡めぐりを紹介します。
いつも車で通りすぎるだけの場所が、貴重な遺跡が残る神聖な場所でございました。

銘苅墓跡群

那覇市の新都心公園のそばに、公園のような整備された丘があります。
周辺には中央消防署、なは市民協同プラザなどがあるのでわかりやすい所。
渋滞の多い幹線道路に面していますが、一歩銘苅墓跡群に入ると
ガラっと雰囲気が変わります。

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那覇市消防局 中央消防署のそばから敷地に入ると、すぐに大きな遺跡が姿を現します。
かなりの迫力!
それもそのはず。
このお墓、県内最大級の亀甲墓(かめこうばか)なのです!
さすがに地元のわたしでも圧倒されました(*‘∀‘)
こんな近くに貴重な遺跡があるのに驚きです。

伊是名殿内の墓

伊是名殿内(イゼナドゥンチ)の墓

この亀甲墓(かめこうばか)は伊是名殿内(イゼナドゥンチ)の墓で規模、
造形に他のお墓と違う特徴をもっているそう。
しかも約200坪もあるのです!
一坪、畳二畳ですから…畳が400枚…。広すぎます( ゚Д゚)
案内板もあるので石垣の組み方など
建築に興味のある方、勉強中の方は実際に見学すると勉強になりますよ。

グーグルマップで見てみると、
この近くにもう一つ”シグルクガー”という聞きなれないポイントがありました。
どうやら”はごろも伝説”の天女の水浴びの地と崇められている場所で、湧き水がある場所のようです。

シグルクガー

伊是名殿内の墓から徒歩5分で到着。
小さな橋をわたり佐川急便向けに歩くと、遊歩道を発見。
こんなところに道が。

シグルクガーへの遊歩道

車で何度も走っているのに、初めての発見にワクワクです( ゚Д゚)
広い遊歩道。
1分もしないうちに、妙に気になる獣道のような隙間を見つけました。
案内板はなかったのですが、誘われるように降りてみました。
※夜は絶対に行かないでくださいね。

シグルクガー周辺
遊歩道から見えた小道。登ると拝む場所がありました。

シグルクガー周辺

シグルクガー周辺にある石碑
なぞの石碑。方言かと思われますが意味はわかりません。この場所は御嶽かと思われます。

訪れた時は2019年2月ですが、夏場なら絶対に足を踏み入れたくない場所です。
ハブがいるかもしれません(>_<)
この地区は再開発から20年ほどしか経過しておらず、
当時は工事中に大量のハブが生息していて大変だったと聞いています。
くれぐれもご注意くださいね!

シグルクガー周辺の景色

沖縄は公園などに拝む場所が数多くあります。
ここも、その一つです。手を合わせてお邪魔させて頂きました。

シグルクガー
きた道を戻り、下に降りると広場が見えてきました。

本命の湧き水のある場所に到着。
がけ崩れの恐れがあるためロープが張られており、先には進めませんでしたが、
天女の水浴びの地と言われている場所までやってきました。

お邪魔した時期は2019年2月。
立ち入り禁止のロープを乗り越えることは控えたので確認できませんでしたが、
たぶん・・・湧き水は出ていると思います(‘Д’)

シグルクガー

とても神聖な場所だと肌で感じる所でした。
これ以上は足を踏み入れるのは恐れ多いので、お礼をして今回のうちな~散歩は終了いたしました。

足元の不安もなく、草刈りも行われている様子だったので、
自治体や地元のボランティアの目が行き届いていることに感心したのと同時に
沖縄の財産を保持することは大切だなぁと考えされられました。

パワースポット巡り目的で見学にくる人々も多いかと思います。
沖縄の遺跡のほとんどは、祈りを捧げる場所です。
パワーをもらう場所ではなく、祈り、祀りなどの神様へ通ずる場所なので
騒がず、汚さず、感謝をもって見学させていただく。
もらうのではなく、与えることを考える。
作ることよりも”守ること”も大切ですね( ゚Д゚)

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駐車場はありません。

新都心公園を利用する際に公園の駐車場を利用して、
道を渡って短時間で見学するのもいいかもしれません。
公園利用の駐車場なので、公園を主に利用してくださいね!
交通量が多いので、道をわたるときは信号まで歩くか、車に注意してください!