フーチバー茶を飲んだことがありますか?
温かいフーチバーのお茶を飲むと、心も体も休まります。
沖縄の薬草の代表、フーチバー(ヨモギ)。
フーチバーはフーチ(病気)を治すバー(葉)という意味があります。
沖縄では匂い消しや解毒として、肉汁や魚汁、
匂いの強いヤギ汁に山盛りのフーチバーをのせたり、
人気の食べ方は今も昔も、フーチバージューシー(雑炊)です(*‘∀‘)
そして忘れてはならないのが、フーチバーのお茶。
フーチバーが苦手なわたし。
でもジューシーとお茶だけは、なんだかほっとする特別な味なのです。
今回はそんな琉球魂を揺さぶる?!フーチバーお茶の魅力を紹介します。
目次 -Table of contents-
フーチバーの豊かな香り成分
フーチバー独特の深緑を思わせる爽やかな香りは、なぜか懐かしい気持ちになります。
フーチバーに含まれる香り成分には、シネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、
カンファーなどがあり、成分の名前を並べてもチンプンカンプンですが…( ゚Д゚)
なかでも、シネオールという成分は、ローリエ、ヨモギ、バジリコ、ニガヨモギ、
ローズマリー、セージなどなじみ深いハーブにも含まれており、
さわやかな匂いとすっきりした味を持っています。
また、ツジョン(ツヨン)という成分はメントールに似た香り成分です。
香り意外にも、カルシウム、鉄、ミネラル、カロチノイド色素、
ビタミンC,Eなども豊富に含まれています。
シネオール
さわやかな匂いとすっきりした味を持つ。
ローリエ、ヨモギ、バジリコ、ニガヨモギ、ローズマリー、セージなどの葉からも見出される。
ツジョン(ツヨン)
メントール様の香気を持ち、水に溶けにくい性質である。
フーチバーのお茶の入れ方
今回は乾燥させたフーチバーを使っています。
- カップ2杯ぶんのお湯をわかす
- 乾燥させたフーチバーひとつかみ分を用意
※たくさん入れすぎないように注意します。 - お湯を注いで2~3分まつ
- 湯のみに注いで飲む
生の葉っぱの場合は、やや多めの分量がよいでしょう。
乾燥させたものよりも、みずみずしい香りが楽しめます。
※過剰摂取すると、お腹がゴロゴロするかもしれません。
気持ち薄いかな?くらいから試してみましょう。
美味しさだけじゃない、フーチバーの薬効
最近、お肌が荒れて困ってる。
生理痛や肩こりがひどい。
疲れがとれない。
など、日常的な症状の改善に役立つフーチバー。
苦み成分のアウシンチンには、抗炎症薬として注目されており、
沖縄では古くから万能薬として愛されています。
食事はもちろん、泡盛にフーチバーと黒砂糖を漬けこんだものを薬として飲んだり、切り傷、
虫刺されに葉っぱを揉んで潰した汁をつけるなど、先人たちは知恵と工夫を重ね利用してきました。
科学的根拠はございません。
実際に使われてきたという事実からするとゼロではなかったのが窺えます。
薬やお医者さんが少ない時代の利用術。ちょっと覗いてみませんか?
薬が飲めない妊婦さんや、
薬に頼りたくない…または薬が切れてる時に、フーチバーが手元にある場合はぜひ、
活用しない手はありませんね(*‘∀‘)