ハンダマの夏のお手入れで注意したいこと

ハンダマの夏のお手入れで注意したいこと

沖縄の伝統的農産物であるハンダマ。
もっとも育ちのいい季節は、11~1月ですが、
ちょっとしたコツでお手入れをしてあげると
プランター栽培でも年中育てることができます。


夏の暑い時期に気をつけること

  • 害虫
  • 日照条件
  • 水やり
  • 栄養
  • 剪定
  • 台風対策
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夏の暑さは植物にとっても過酷な環境です。
害虫は増え、ムシムシ、ジメジメで根腐れしやすくなる、暑さで弱る…(; ・`д・´)
人間も夏バテでぐったりですよね(>_<)

ハンダマは血の薬、不老長寿の葉と言われており、夏の疲れた体に必要な島野菜です。
旬の季節がくるまで、なんとか丈夫なハンダマになるよう、
わたしたちが実践している、お手入れのコツを紹介したいと思います(-ω-)/


害虫のチェック

カイガラムシ

特に気になるのは、白い粉のようなモノ。見たことありますか?
カイガラムシという害虫です。
夏になると、
枝分かれしている部分や新芽のあたりにくっついていることが多いのです。
ハンダマは茎や葉の色が紫なので、見つけやすいですね(; ・`д・´)

水で洗い流す
柔らかいブラシなどで優しく洗い流します。
水で落ちない場合は、別の害虫か病気の可能性がありますが、
とにかくハンダマは虫がつきやすいです。
状況によっては野菜や果物専用の害虫駆除スプレーを使った方がいいかもしれません。
病気の予防にもなるので、安全に使えるものを選んで使ってみましょう。

日照条件

季節により太陽の当たる時間帯が変わるので、半日日陰の場所に移動します。
西日の当たる場所で、移動ができない場合は・・・。
生きていけないので、ごめんなさい、
諦めて涼しい季節になるまで植物は育てないほうがいいかもしれません。

水やり

葉っぱにかからないように、根元に水をかけます。
水びちゃびちゃ~にすると、
カイガラムシがすぐついてしまいます。
夏はムシムシ、ジメジメで、根腐れしやすい季節。
土が湿っていたら必要以上に水はかけないで大丈夫です。

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栄養

2週間くらいのペースで、液肥や化成肥料をまきます。
あげすぎると、根腐れ、虫が湧く場合があるので気をつけましょう。

剪定

伸びてきた、葉っぱ同志がワサワサしてきたら剪定をして
植物に刺激を与えましょう。
隙間をあけ、風通しをよくすることで、害虫がつきにくくなり、水はけもよくなります。

ハンダマ手入れ

接ぎ木で増やそう
長めの茎であれば、挿し木で増やすことができます。
根が出るまで水につけるか、新しいプランターを用意し土に刺すだけ。
丈夫な茎であれば、根付きます。
※植物の植え替え、剪定、接ぎ木、刺し木は涼しい季節のほうが成功率があがります。

ハンダマ
2回目の夏を迎えました。よく頑張ったね!
ハンダマ手入れ
剪定して、サッパリしました(-ω-)/

それから24日後。

どう変化したかと言いますと。

あきさみよー!(おぉ!驚いた!)剪定する前と変わらない?!

ちゃんと手入れしていれば、復活も早いものです。

24日後
剪定をしても、状態がよければ1ヶ月弱で元通り!

台風対策は早めに行う

毎年恒例の台風対策。
こなくても、風が強くなったら気にかけてほしいポイントです。
植物は強い風にさらされると弱ってしまい、枯れる可能性があります。
風の当たらない場所に移動する、防風ネットをするなど、
普段の台風対策と同時に植物にも気を使いましょう。
台風がすぎたら、水洗い。
潮風や大気の汚れを洗い流します。

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年々、温暖化が進み、夏の気温は恐ろしいほど上昇していますよね。
ニュースなどで全国平均気温を見ると、
沖縄よりも高温の地域が珍しくなくなりました。
寒さに強い植物は育てにくいのですが、
ハンダマはお手入れ次第で充分育ちます。
体調管理と同様、ハンダマのお手入れをしながら、
ともに暑い季節を乗り切りましょう!

コンパニオンプランツで、ハンダマを育てることも可能です。
興味のある方はこちらもご参照ください。

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