スープの種類を調べていたら、思わず気になった”レストランとスープは同じ意味”だったというお話

スープの種類を調べていたら、思わず気になった”レストランとスープは同じ意味”だったというお話

レストランとスープが同じ?!とはどういうことか。
気になったので、本来調べたかったスープの種類をそっちのけで、調べてみました。

私たちが知っているレストランは、食事を提供するお店を意味します。
ファストフードよりも”ちょっといいお店”だったり、
ファミレスのように気軽に利用できるチェーン店を想像しちゃいます。
なんだかお腹が空いてきましたね…(; ・`д・´)

それが、レストランとスープは同じ意味とは結びつきにくいお話ですが、
レストランの語源を知ることで謎が少しづつ、解明することができました(-ω-)/


フランス国旗レストランの語源はフランス語

ニンジンポタージュ

レストランとは、フランス語の「Restaurant」(レトーラン)から来ている単語で、
”体力を回復させる食べ物(スープ)”または”体力を回復させる薬”を意味する言葉だったそうです。
それが、英語読み→「Restaurant」(レストラント)→さらに変化→レストランと呼ばれるようになりました。

今で言う「レストランでスープを食べる」という意味を解釈すると、
”飲食店でレストランを食べる”となるのです。
(ややこしい解釈はいらない??無視してOK)

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今のように「レストラン」を飲食店として呼ぶようになったのは、フランス革命以降のことだそう。
レストランという単語には、このような背景があったのですね。(*’ω’*)


スープも意味が今とは違っていた

ところで、スープという言葉もレストランと同様、現在とは意味合いが異なっていたようです。
わたしたちが知っているスープとは汁物ですが、じつはもともとの意味は違っていました。

スープはパンだった

Photo by Alexandra Kikot on Unsplash
Photo by Alexandra Kikot on Unsplash

もともと、スープとはブイヨン(だし汁)に”浸したパン”のことを意味し、
びちゃびちゃ~のパンをスープと呼んでいたそうです。
貧しい農家などでは、節約のために一度に大きな鍋を長時間コトコト煮ると同時に、
パンも大量に焼き、貯蔵するのが主流でした。
そのため、どうしてもパンは硬いものに。
きっとカチカチだったのではないでしょうか。
それを食べるのに、ブイヨンに浸して食べるのが主食だったのです。
硬さは自分で調整できるので、とても合理的な食べ物だったと言えるでしょう。

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まとめ - Summary of the information –

レストラン→スープ
スープ→びちゃびちゃ~のパン

なんだかややこしいお話でしたが、身近に使っている単語が、
まったく違う、または真逆だったなんて、言葉って不思議ですね(; ・`д・´)
日本語の中にも、昔と今では違う言葉に変化しているものが多いですよね。

例えば、
ズボンのことをパンツと呼ぶようになったり、写真機をカメラと呼ぶなど
カタカナが増えましたね。
ちなみに未だに私は、 言い換えることができない単語がたくさんあります。

ハンガー → えもんかけ
歯磨き粉 → コルゲート
コンデンスミルク → ワシミルク

と言っています。

年代を感じますねぇ…(; ・`д・´)
※コルゲートとワシミルクは密かな”沖縄あるある”です(-ω-)/