フィトケミカル。ファイトケミカル。…。
はて。
聞きなれない単語を聞くと
ややこしい。
わかりにくい。
結局なんなのかしら。
頭が硬いわたしには浸透するのに時間がかかりました。
これを読まれた方はさらに
わかりずらい。
ひたすらわかりにくい。
と、思われるかもしれませんが、
“フィトケミカルって身近なものだったのね!”と解釈して頂けると幸いです。
目次 -Table of contents-
フィトケミカル(ファイトケミカル)とは総称名
よりいい物を求めて巻き起こる争奪戦。もう争わないで!
野菜や果物を見て、美しい色合い、いい香りに誘われて
購入するつもりじゃなかったのに、食べたくなって買ってしまった!
という経験があるかと思います。
必死な選別に夢中のあまり、
お客同士が戦闘モードになったこともあるでしょう。
火花がバチバチ。
その野菜のほうが美味しそうね…。
いらないなら私が買うわ!!早くおどき!!みたいな。
あなたが必死に、
たとえ同じようにしか見えないのに
死に物狂いで勝ち取った野菜や果物の色や香りが、
フィトケミカルの成分によるものなのです。
フィトケミカルとは野菜や果物に含まれる、色素、辛味、香り成分。
つまり機能性成分の総称です。
主なフィトケミカル
- ポリフェノール
- カロテン類
- テルペン類
- 硫黄化合物
- β-グルカン
フィトケミカルとは植物が生き残りをかけ、身を守るために作り出した化学物質のことで、
生きるために必死に作り出された化学物質がフィトケミカルなのです。
植物たちの自家製日焼け止め
紫外線から身を守るために色素を作り出し、着色している。
ナスやハンダマ、レッドキャベツなどなど。
人に例えると…
前、見えてないですよね?というくらい紫外線防止に燃える御婦人。
植物たちの自家製防虫作用
虫が嫌う成分(揮発性成分:液体の蒸発しやすい性質)を作り出して身を守っている。
ミントやレモングラス、ゲットウなどなど。
人に例えると…
香水きつっ…。柔軟剤入れすぎ…って言いたいけど、
なかなかはっきり言えないスメルハラスメント。
ほんのり、微量にお願いします。
植物たちの自家製アク
草食動物などに食べられないよう苦味、渋味、毒成分を作り出す。
ほうれん草や小松菜、モロヘイヤなどなど。
人に例えると…
傷つくのが怖くてキバを向いている小心者。
人も、身を守るために
弱い部分を見せたくないために
似たような行動をしているかもしれませんね。
ただ・・・人は自分だけのための自己満ぎみなので、
フィトケミカルのようなパワーがあるのかは謎です…。
体においしいフィトケミカル
- 抗酸化作用
- 抗ウイルス作用
- 美容増進
など、フィトケミカルはさまざまな効能で健康維持に役立っています。
抗酸化作用とは?
息をするだけで、人の体はサビている?
気になった方はこちらも読んでみてくださいね。
野菜を食べると健康に良いというのは、
このようなフィトケミカルからなる栄養素があってこそ。
科学的根拠がない、
健康が保証されるものではないなどの見解もありますが、
そもそも薬や医者が少ない時代、
人は野草や食べ物などから
工夫と知恵と実験を繰り返し、
今日の医療が発展してきました。
極論ですが、
添加物よりマシじゃない?
加工食品より本物の味がウマいんじゃない?
野菜のほうが人間よりも地球に役立ってるよね?
やはり人工より自然が勝ると。
思います。
自然には勝てません。
美しさも力強さも。
食べることで体内からキレイで健康になるなんてステキです。
もっと身近に、フィトケミカルを、野菜や果物のチカラを、
食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか!
見えない敵と闘うために、日ごろからコツコツと。
手洗い、うがい、フィトケミカル。
共に、頑張って生き抜きましょう。