沖縄では、まぜて炒めることを”チャンプルー”と言います。
本来のチャンプルーという言い方は
”豆腐と野菜の炒め物”の総称で、
ただのチャンプルーは豆腐チャンプルーを意味し、
島豆腐は昔から沖縄の食卓の代表的なものです。
島豆腐はなぜ硬いのか
それはですね。
逆になぜ、木綿豆腐があんなに柔らかいのか?
と疑問に思っていたのですが、
どうやら豆腐を固める工程に違いがあるようです。
柔らかい豆腐は
ニガリを入れて重しをのせるなどの成型時間が30分ほどに対し、
島豆腐は2~4時間。
硬いほうが栄養価も高く、保存や扱いもいい。味も独特。
炒めることでさらに美味しく、お腹いっぱい、
健康的で使い道もバリエーションが豊富です。
島豆腐の1丁はボリューム満点!
木綿や絹ごしに比べると島豆腐の大きさは一目瞭然。
一人暮らしで扱う場合は、
半分はチャンプルー。
半分はみそ汁など汁ものに使うと便利です。
やっこさんで食べても美味しいです。
それでは!
家にあった中途半端な材料で、
とりあえず、豆腐チャンプルーを作ってみたので、
作り方を紹介したいと思います。
材料
島豆腐 ——– 1/2(または1丁)
キャベツ ——– 半玉(1/4でもOK)
ニンジン ——– 1/2本
コンビーフハッシュ ——– 1袋(75g)
ニンニク ——–1片
油 ——– 大さじ1
だしの素 ——– 小さじ1~2
塩・胡椒 ——– 適量
チャンプルー用の豚肉スライスがあれば最高です!
ない場合はコンビーフハッシュまたはポークなど豚ベースで作ります。
作り方
- 野菜を切る
- キャベツはざく切りで、食べやすい大きさに。
- ニンジンは短冊切り。
- ニンニクはみじん切り。
なくてもいいけど、食欲をそそります。
ぜひ、生のニンニクは常備しておいてください! - 島豆腐を手でピンポン玉くらいの大きさにちぎる。
- フライパンに油をしき、島豆腐の表面に焼き色をつける。
いったん、取り出しておく。 - ニンジン、キャベツの芯などの硬い部分を先に炒める。
- 野菜に火が通ったら、コンビーフハッシュを入れる。
- だしの素、塩・胡椒で味付け。
- 仕上げに焼き色をつけた島豆腐を混ぜ合わせたら
出来上がり!
お好みでかつお節をまぶしてもOK。
ちょこっとアドバイス
島豆腐は手でちぎると、味が染み込んで美味しくなります。
表面を焼くことで、型崩れしにくくしてから、後入れします。
チャンプルーに入れる野菜の定番は、
もやし、たまねぎ、キャベツ、ニラ、豚肉(コンビーフ・三枚肉・ポーク)など。
今回はほぼ、中途半端な材料しかなかったので、
即席豆腐チャンプルーとなりましたが、
とくにルールはございません。
※豚肉を入れるのは必須です。牛ではなく、豚ちゃんでお願いします。
豆腐チャンプルーの基本
柔らかい豆腐は使わないで下さい。
豆腐チャンプルーの豆腐は島豆腐を。
豆腐ようもダメです。
発酵させた豆腐なので
炒めるには向きません。
創作料理には…いいかもしれませんが素人には難しいでしょう。
これさえ理解していれば、炒めるだけですぐできます!
豚肉であれば、加工品のコンビーフハッシュ、ポークでも代用できますが、
伝統的な本来の味にこだわる人は
三枚肉がオススメ。
これこそが、本当のチャンプルーの味です。
味が違うのでぜひ、お試しください!