影の薄いビタミンK。血と骨の深い関係とは

影の薄いビタミンK。血と骨の深い関係とは

影が薄いとは失礼な。
ビタミンKはまたの名を”止血ビタミン”といい、丈夫な骨づくりにも関与している
とても大切な栄養素です。

青あざ、青タンができやすい人はビタミンKがオススメ。
ケガや内出血を起こしたときに、血液はしだいに固まり、
傷を修復します。
傷口がゼラチン状になり、やがてはカサブタができ、
ケガが治ります。
そのときに、ビタミンKが止血をするために働きかけます。
欠乏すると異常な出血やアザなど、体の不調の原因となるとされ、
最近、青あざが絶えないわー、
血が止まらなくてシカマスー(沖縄方言で:ビビったー)なんてことがあれば、
ビタミンKが不足しているかもしれません。シャー

Thanks to Julian Guttzeit for sharing their work on Unsplash
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骨づくりに貢献

ビタミンKには、
カルシウムが骨に沈着するときに必要なタンパク質(オステカカルシン)
を活性化させる働きがあり、
ビタミンDとともに、骨づくりに重要な栄養素でもあります。

ビタミンKを多く含む食べ物

ビタミンKは、油脂に溶けるビタミンで、微生物によって合成されます。
発酵食品に多く含まれるほか、
緑黄色野菜や海藻にも豊富に含まれています。

納豆、ケール、あしたば、つるむらさき、かぶの葉、
おかひじき、春菊、ホウレンソウ、大根の葉、
全卵、レバー、牛乳、鶏肉、納豆、モロヘイヤ、

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多くの食品に含まれている・・・ということは、
普段から食事に気を付けている人は、問題なし!ですね。
最近、青あざが絶えないわー、
血が止まらなくてビビったーなんてことがあれば、
多めにビタミンKが含まれている、
納豆、あしたば、ケールがオススメです。

納豆

ケイツーシロップとは 

ビタミンKには、緑黄色野菜に含まれるビタミンK1と、
納豆などの発酵食品に含まれるビタミンK2があります。
ビタミンK2は腸内細菌によって体内合成される。
腸内細菌が少ない新生児には、
欠乏症を予防するために出産の数日後にはビタミンK2のシロップを飲ませるそうです。
わたしは子供がいないので、これは知らなかったーっと感心しております。
健康維持は生まれた時から始まっているのですね。

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過剰摂取について

ビタミンKの過剰摂取は問題視されていませんが、
ワーファリンを服用している方は要注意とされています。
ワーファリンとは抗凝固剤の1つで、血液をサラサラにするお薬です。
詳しくは、こちらにも記載してありますので、ご参照ください。

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天然のビタミンKには2種類あります。
植物でつくられるビタミンK1(フィロキノン)と、
細菌や動物体でつくられるビタミンK2(メナキノン)です。
影の薄いビタミンと思っていたのですが、
血液と骨に大きな影響を与える栄養素として
とても大切な働きがあるのを知ることができました。
子供の頃はすり傷が絶えない日々でした。
じゅくじゅくーする傷口が固まっていく様子を不思議に思っていましたが。
なるほど。ビタミンKのおかげだったのですね。
納豆を食べる回数を増やさないとなー。
納豆に卵黄とネギとわさびを少々。これが美味いんだ。