お家でできる、愛犬・愛猫の健康チェック10項目

お家でできる、愛犬・愛猫の健康チェック10項目

6.体重と体型

  • 太り過ぎていないか
  • 痩せすぎていないか

肥満の場合、関節炎や糖尿病、心疾患のリスクが高まります。
免疫力にも影響が出るため、正常な体重を保つことが大切です。

Photo by Marco Biondi on Unsplash
Photo by Marco Biondi on Unsplash

猫の理想の体型

 肋骨(ろっこつ:あばら骨)に触れることができ、外見ではわからない。
 出過ぎていると、痩せすぎ。
 肋骨あたりを触ってもまったくわからない場合、
もしくは脂肪がブヨブヨしている場合は太り過ぎ。

 真上から見た時に、ウエストにわずかなくびれがある
 はっきりわかる場合は痩せすぎ。
 くびれがない場合は太り過ぎ。

 腹部がひきしまっており、脇腹のひだがある。
 腹部が凹み、脇腹のひだに脂肪がない場合は痩せすぎ。
 歩くとお腹の脂肪が揺れる、脇腹のひだの輪郭が曲線の場合は太り過ぎ。

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犬の理想の体型
 肋骨(ろっこつ:あばら骨)に触れることができ、外見ではわからない。
 骨が浮き彫りになっていると痩せすぎ。
肋骨に触れると脂肪がブヨブヨしている場合は太り過ぎ。

 真上から見た時に、ウエストがはっきりわかる
 肋骨、ウエストラインがはっきりわかる場合は痩せすぎ。
 かろうじてウエストがわかるようなわからないような場合は、太り過ぎ。

ミニチュアピンシャー
上からみてくびれがあるので、ナイスバディです。

 横から見ると腹部が引き締まっている
 ほとんど脂肪がついていないと痩せすぎ。
 腹部のひだがわずかに確認できるか、できないかの場合は太り過ぎ。

ミニチュアピンシャー
洋服を着せているわけではありません。あきらかに肥満です。

体重だけでは健康状態がわからないのにお気づきでしょうか?
体重は変化します。
子犬のとき、成犬のとき、老犬のとき。
そこで目安となるのは”体型”です。
毛深くてわからない場合は、
両手で透視する気持ちで体型を想像し、
脂肪がつきすぎてないかな?
痩せすぎてないかな?
と軽く押すように骨とお肉を観察してください。
可愛いからといって太らせてしまうと、関節炎、糖尿病、
心疾患などを発症させるリスクが高まります。
飼い主のせいで、ペットが病気になる。苦しませる。
そうならないように、しっかりと管理してあげてください。

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7.足と筋肉。ムキムキまっちょVSスレンダーマン

触っても嫌がらないか
※無理に曲げたり伸ばしたりしないでください。
歩いている時、走っているとき、座っているとき、
寝そべっている時の様子を観察し、異常が見られないか。
爪は伸びすぎていないか

引きずっていたり、足をかばうような仕草があれば
かかりつけ医に診てもらいましょう。
爪が伸びすぎると足にも負担がかかります。
床で滑ってケガをしたり、
伸びた爪で掻きむしって肌を傷つける場合もあります。
定期的にカットしてあげましょう。

四肢(しし:手足のこと)を一本ずつ関節部分でそっと前後に動かしてみましょう。
乱暴にしてはいけません。
軽く、優しく。
左右の比較をして、嫌そうにしていないか、
痛がったりしていないかを確認します。
また、筋肉が均等についているかなど、
偏っていないかも観察しましょう。

8.しこりコリコリ。早期発見が重要

全身をチェックし、異変がないか調べる。
毛並みが多い場合は、特に入念に調べましょう。
集中して撫でると
わずかな膨らみや異変に気づけることがあります。
しこりがあれば迷わず病院へ。

9.尿には情報がいっぱいダー

トイレの回数は多くないか
血尿が出ていないか
ちゃんと排泄できているか
色やニオイは正常か

尿検査によりペットの健康状態に関する多くの情報が得られます。
なにか変だなーと感じたら、
定期的な診断を受けるようにしましょう。

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10.糞便を愛せよ

ちゃんと排泄できているか
消化はできているか
色やニオイは正常か

尿検査と同様、糞便の検査はとても重要な情報になります。
なにか変だなーと感じたら、
定期的な診断を受けるようにしましょう。
ペットにはツライですが、
とても大切な検査です。
検査が終わったら、しっかりと褒めてあげてください。
同情ではなく、よくやった!と。


お家でできる健康チェック、いかがでしたか?!

スキンシップがペットの命を救うこともあります。
言葉を言えずに、傷みをかかえている場合もあります。
小さなサインを見逃さないで。
すべては飼い主さんの愛情と観察力にかかっているのです!

Photo by Krista Mangulsone on Unsplash
Photo by Krista Mangulsone on Unsplash

病院が嫌い、お金がかかる、様々な理由で診断が遅れることもあるでしょう。
病院に行くことが困難な場合は、
日ごろから細かい健康状態のチェックをお願いします。
早期発見は治療も軽く済むこともあるので、
そこは諦めて、しっかりと飼い主としての務めをお願い申し上げます。
わたしには16年間ともに過ごした伴侶犬がいました。
適切な健康チェックを怠ったために、苦しい思いをさせたという後悔があります。
同じような後悔をしない、させないという気持ちで、
時々、ペットのための記事を書いています。
いつもはハーブやスパイス関連の食べることで頭がいっぱいの内容ですが、
たまに、ごくたまに、まじめに書くこともあるんです。
自分でもびっくり。

ペットの為に検索して、ここまでたどり着いた飼い主さん。
これからもペットのために、たくさんの愛情と幸せの時間が
末永く続くよう応援しています。
がんばれー!
ちばりよー!