きほんの犬の散歩
胸をはり、姿勢を正す
穏やかで毅然（きぜん）とした態度で歩き出した瞬間、
愛犬も軽やかに、自信に満ちた爽快感を
今でも覚えています。
姿勢だけも変わるのですよ。犬は本当にスゴイ。
紐だけで、わたしのすべてを感じ取るのがわかります。
深呼吸し、強いリーダーになる！
犬には安心感を。安全で、前向きに。
そんな気持ちで責任と力強さを心がけました。
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リードの持ち方を変える
ハーネスは散歩には向いていないそうです。
犬ぞり、荷物運び。
アイテムとして目的が違うので、
持病やシニア犬など体調の問題がない場合は、普通のリードがオススメです。
犬の首輪はきつくない程度に。
何メートルも伸びるリードではなく、普通のリードでお願いします。
少し短く、軽く持ちます。
肩の力は抜きましょう。リラックスです。
犬が自分より前に進もうとしたら、軽くピッと合図をして静止します。
効かない場合は、飼い主が足を止めます。
通じ合うまで、何度でも。諦めずに、続けます。
すると、犬が飼い主に合わせて歩き出します。
あとは、前を向いて進むだけ。
視線は前に。スマホ禁止。
犬をみたり、挙動不審にならないで、ここは我慢。
歩きだしたら、視線はまっすぐ。
トイレの場所は飼い主が決めます。
目的の場所まで到達できたら、トイレをさせ、褒めます。
声は出さないで、軽く体をポンポンとするくらいで。
そしてまた、前を向いて歩きます。
動揺しない
視線に、苦手なものが見えてきました。
でも大丈夫。
あなたと愛犬は無敵です。
犬に安全であることを伝えるために、こころを無に。
だって、怖いことは何もないのですから。
飼い主が動揺しなければ、大抵の事はへっちゃらです。
もしも人に噛みつくワンコに、人が近寄ってきたら、
正直に
「噛みつくかもしれないので、ごめんなさい。」
と伝えましょう。
批難されても、へっちゃらです。
だって、お互いを守り抜いたのですから、へっちゃらです。
あたなたは視線を前に、歩くだけ。
いちいち、「○○ちゃん、よくできたでちゅねー！」とかはいりません。
よし。とか、グーッボーイ。
くらいで、通じます。
犬の性格によっては、攻撃につなる危険があるので、
甲高い声で褒めたり、名前を呼んだりするのはいけまちぇんよ～。
イラっとするので。
上手にできたら褒めるタイミングを間違えない
散歩が無事に終わりました。
家に入るときも、出るときも犬は最後。
飼い主が先です。
それができたら、しっかりと体をさわって、伝えましょう。
よくできたね！
でも、興奮はさせないでください。
クールに。静かに。かっこよく。
それが飼い主なのです。
赤ちゃん言葉は卒業です！おめでとうございます！
適度な運動はストレス発散
ペットとして飼われている動物はストレスだらけ。
散歩にいけず、家に閉じ込められ、
いつでもイライラ。わじわじ～。
やっと帰ってきた飼い主とのコミュニケーションは微妙で
いまいち、何をしたらいいのかわからない。
そしていつも怒られる。なんでだろ？
運動不足の犬は、問題行動が増えます。
- トイレが上手にできない
- 物をかじりまくる
- いつも怒っている
- 吠える
大型犬なら1～2時間。小型犬でも1時間。
しっかりと運動をさせると、たいていの問題は嘘のように消えます。
時間がないなぁ・・・という方は
作りましょう。
愛犬のために時間をつくりましょう。
もしも愛犬の足の皮が向けるなど、血が出る場合は
本来の犬としての生き方を抑止してきた、
飼い主としての責任の重さを今一度改めてみましょう。
何をしたらいいかが見えてきます。
犬は伴侶
愛には愛で返してくれる。
恨んだり、後悔したりしない。
今を生きている。
人を喜ばせることが生きがい。
そんな犬の姿勢が感じ取れたら、
そこからあなたは本来の飼い主になれるのです。
犬を可愛がるとは、
オヤツを与えることでも、
かわいい洋服を着させることでも、
勝手に膝の上に登らせることでもありません。
犬の幸せは、散歩で心を通わせ、絆を感じ、
規則をまもり、
従うことで人を喜ばせ、褒められること。
飼い主とよりそい、今を生きることが
犬の幸せだと思われます。
・・・犬の気持ちはわかりませんが、
歩き方を見れば、伝わります。
あなたを見つめ、あなたを慕い、信頼し安心している顔を見れば、
だれもがうらやむ飼い主であること、間違いなし！
そうなるまでには時間がかかります。
そりゃそうですよあーた。簡単じゃないですよ。
でも大丈夫。
散歩はすぐできます。すぐです。
しかし、続けなければ意味がない。
大変なのは続けること。
人の心、行動が犬を導く。
犬に安心感を。穏やかな気持ちで接してあげてください。
絶対に、変われます。
私の犬は人を噛みまくる問題児でしたが、変われました。
リードがふわっと軽く感じたら、愛犬はあなたを信頼して歩いています。
でも、本当にいなくなっていたら怖いので、
時々確認しながら、散歩を楽しんでください。
がんばれ！飼い主さん！