名前にペッパーがついているし、
形状もそっくりだし、
深く追及したところで、
雑学で終わってしまうようなお話になります。
しかし!
ピンクペッパーは味と使い方が違うので、
料理を仕事にする、興味がある、
あるいはピンクペッパーを使ってみたい方には、
覚えておいたほうが役に立つ?かもしれません。
ちょっと詳しい嫌な奴に、
「ピンクペッパーの使い方、間違っているぜ」
または
「ピンクペッパーはコショウとは違うんだぜ」
なんて言われる場面で、大いに役立つと思います。
そんなの知っているぜ。
そんな妄想はさておき…。
一般的にピンクペッパーと呼ばれているスパイスは、
ウルシ科のコショウボクという植物の果実を乾燥させたもの。
コショウはコショウ科コショウ属のつる性植物。
ややこしいのですが、コショウはコショウという植物で、
ピンクペッパーはウルシ科の植物。
本体が、違うというわけで、
正確にいうと、”ピンクペッパーは胡椒ではない”
と、いうことになります。
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結局ややこしいままの解説となりましたが…気を取り直して
普通のコショウのお話に移りたいと思います。
目次 -Table of contents-
コショウの効果と効能
食欲増進、抗菌、抗酸化、消化促進、
消化不良の改善、胃や大腸を整えるなど。
微量しか食べることはありませんが、
コショウには体を温める作用があり、エネルギーの代謝を高めます。
これが食欲増進に繋がり、栄養の吸収が促進します。
そのさいに、
健康的な食事内容であれば、栄養吸収バンバンザイ!
不健康な食事内容であれば、よろしくない内容まで吸収→
先行き不安なパンパンマン。
(語呂合わせが難しかったです)
こんな感じだと思います。
なるべく、体にいいものを吸収したいものです。
言いたいことはわかります。
コショウを使う料理のほとんどは、太りやすいか、
偏ったメニューが多いです。
ステーキとかラーメンとか。
バター料理に、ニンニク料理。よだれが出てきます。
しかし、体内に蓄積される脂肪や塩分、
将来かかるであろう病気で苦しむ姿を想像すると、
食べる内容を今一度見直すのも大切なコショウです。(ことです。)
ペッパー/コショウの種類は3つと1つ
information
学名 — piper nigrum
科名 — コショウ科/つる性常緑低木
別名 — コショウ(胡椒)
原産地 — インド
利用部位 — 果実
コショウ科の植物から採れる果実から、コショウは作られます。
ブラックペッパー・グリーンペッパー・ホワイトペッパー。
これらの種類は収穫のタイミングや製造方法で、
色、風味が異なります。
●ブラックペッパー
名称 黒胡椒(くろこしょう)
Black pepper
Poivre noir
Pepe nero
Poivre noir
ブラックペッパーができるまで
熟していない緑色の実→天日干し
味
独特の爽やかさと辛み
使い方
主に肉料理。料理全般に利用。
特に匂いの強いものに適している。
牛肉や青魚、乳製品などや味の濃いもの。
バニラアイスにもフリフリ。
〇グリーンペッパー
名称 緑胡椒(みどりこしょう)
Green pepper
Poivre bert
Pepe verde
Poivre vert
グリーンペッパーができるまで
熟していない緑色の実→短時間で乾燥、または塩漬け
味
フレッシュで爽やかな辛み
使い方
サラダやスープ、カルパッチョなどがオススメ。
匂い消しというよりも、
爽やかな辛みを楽しむのに使うとよいでしょう。
バルサミコ酢との相性も合うようです。
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〇ホワイトペッパー
名称 白胡椒(しろこしょう)
White pepper
Poiber blanc
Pepe bianco
poivre blanc
ホワイトペッパーができるまで
完熟した実→乾燥させた後に水に漬け、外皮をそぎ落とす
味
さらにマイルド。なのに、ピリッと強い辛みがおもしろい。
使い方
クリームシチューや白身魚のムニエル、
卵料理などの淡白な素材にマッチ。
〇ピンクペッパー
Pink pepper
Baies roses
Pepe rosa
Poivre rose
ピンクペッパーは他のコショウとはまったく無関係で、
たんに、形状が似ていたことから
ピンクペッパーと名付けられたという話があるようです。
information
学名 — piper nigrum
科名 — ウルシ科/コショウボク
別名 — ポァプルローゼ
原産地 — 北ヨーロッパ、南米
利用部位 — 果実
ピンクペッパーができるまで
赤く熟した実→乾燥させる
味
コショウのような辛みはなし。
ほんのりスパイシー。すっとした香味が特徴。
使い方
サラダ、カルパッチョ、肉や魚のソテーなど、
素材の味を邪魔することなく、
目で美味しさを感じさせるときの演出に。
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ピンクペッパー。
仲間はずれのような、そうでもないような。
料理の彩りに、色鮮やかなピンクで食卓を飾ってみてはいかがでしょうか。
きっと、食べなれていない人のほとんどは、
辛いのではないか?!
ホットペッパーではないのか?!と手を付けないかもしれません。
そんな時は、
ピンクペッパーとコショウの豆知識を披露して、さらに食卓をわかせてください!