鼻が曲がるほどピリッと辛い!ビタミンC豊富なのだナスタチウム

鼻が曲がるほどピリッと辛い!ビタミンC豊富なのだナスタチウム

エディブルフラワーと呼ばれる、
”食べられるお花”としても知名度が高いナスタチウム。
観賞用としても人気があります。
外をあるけば、意外にあちらこちらに植えられています。

ナスタチウムは想像以上にピリッとします。
食べたことがある人は、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
うなずいていると思います。
ワサビのような?コショウのような?
葉も種も花もピリッと辛め。
大人のハーブ、ナスタチウム。
今回は、最近道でみかけたので、ナスタチウムの良い所、
注意点なども調べてみました。

 information

学名 — Tropaeolum majus cv.
科名 — ノウゼンハレン科
別名 — キンレンカ/ノウゼンハレン/ノウディアンクレス
原産地 — コロンビア/ペルー/ボリビア
利用部位 — 葉/花/種子
種まき — (3~5月)開花(6~10月)

 ナスタチウムの名前の由来

”ラテン語の[nas]と[tortum]、つまり[nosetwist](鼻が曲がる)に由来し、
葉の刺激的な味に対する一般的な反応を示している。”
参考文献:COMPLETE GUIDE TO HERBS & SPICES/NATIONAL GEOGRAPHIC/ハーブ&スパイス大事典

というのが、名前の由来だそう。

外人くらい鼻が高いと、曲がるという表現が合っている気もしますが、
鼻ぺちゃの私の場合、ツーンとしてる時の顔は、
シーサーじら~(シーサーの顔みたいな~)
です。ここぞとばかり、小さな鼻の穴が全開。

わたしのシーサー
かっら~い時の顔はこんな感じ

 ビタミンCはレモン2.5個ぶん

ビタミンCといえば、レモン!
レモン1個→50㎎→2個で一日の摂取量100㎎達成!
(毎日レモン2個は食べられない気がしますが、目安として妄想してください)

ナスタチウムのビタミンC含有量は100gあたり130㎎。
ビタミンCはレモン2.5個ぶんです。
こっちのほうが摂取しやすいかも?!
我が家のサラダにしたらあっという間です。

ナスタチウム料理基礎リンクバナー

Photo by lise Timmer on Unsplash
Photo by lise Timmer on Unsplash


しかし。

わかりやすいような、わかりにくいビタミンCの含有量。
とにかく、計算が苦手なわたしのような人は、
大まかに覚えるべし。
ナスタチウムは鷲づかみの量を食べれば、ビタミンCたっぷり!
辛いのが我慢できない可能性があるので、
無理はせずに、味を楽しむ程度の分量でお願いします。

スポンサーリンク

 とにかくナスタチウムはビタミンCが豊富

19世紀のヨーロッパではメディカルハーブとして
ナスタチウムが活躍していた歴史があるようです。
風邪やインフルエンザの治療、月経不順の改善、
血液の浄化、虫よけ、ニキビなどの肌荒れなどなど。
けっこう大活躍していたのが窺えます。

さらに注目していただきたいのが、
”壊血病(かいけつびょう)の治療に用いていた”
という点。
この壊血病という病。
ビタミンCが欠乏してしまうと発症する、意外に怖い病気です。

スポンサーリンク

初期症状
疲労,、倦怠感、皮膚の乾燥、脱力感、うつ状態
さらに悪化すると
貧血, 筋肉痛, 易出血傾向,
点状出血, 体毛の螺旋化, 毛嚢周囲の出血斑などの症状を
来たす。

身に覚えのない青あざとか、
ありませんか?!
とくに股関節・ひざ関節・足関節は要注意。
ご自分の体重の圧力に耐えきれなくなり、毛細血管が破綻をきたし、
皮下出血が起きていたとしたら…。
まさかの壊血病(かいけつびょう)?
気になる方は正しい食生活を!
あまりにも気になる方は病院にご相談ください!

ビタミンCリンクバナー

 暑さで辛味倍増

暑さに耐えたナスタチウムは辛みがぐーんと強くなります。
さらに鼻が曲がるかもしれません…。ご注意を。
コショウに似た辛みを活かして、サラダはもちろん、
炒め物に絡めたり、パスタに添えたり、
薬味として利用すると良いでしょう。

 肥料いらず

Photo by Stella de Smit on Unsplash
Photo by Stella de Smit on Unsplash

ナスタチウムは瘦せた土壌を好むため、
肥料を与えると鼻が曲がらない…
もとい、
花が咲かない、または咲きにくくなる性質があるようです。
放置するのが良いようです。
(あまりにも土がカラカラな場合は、水まき、お願いします。肥料なしで。)
手間いらずでお手軽キッチンハーブが楽しめます。

花も葉も種も食べられるナスタチウム。
お庭と食卓の彩りに、お楽しみください。