ほうれん草と春菊。シュウ酸が多いのはどっち?

ほうれん草と春菊。シュウ酸が多いのはどっち?

ほうれん草や春菊などを湯がくとアクがでます。
これがシュウ酸です。
シュウ酸は、鉄やカルシウムの吸収を妨げになるほか、
味にえぐみがあるので、やらないわけにはいきません。
みなさんも調理の際にはアク取り、
アク抜きをしっかりと行っていると思います。

ところで、ほうれん草と春菊。
シュウ酸が多いのはどちらでしょうか?

答えはほうれん草

春菊に含まれるシュウ酸は、ほうれん草よりも少なめ。
ほうれん草の4%ほどしか含まれていないそうです。

Photo by FOODISM360 on Unsplash
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なぜシュウ酸が多いとダメなのか

シュウ酸とは植物に多く含まれる成分で、
過剰摂取すると”結石”ができる可能性があります。
偏った食生活を続けていると
体内に石ができてしまうなんて…。
なんとしても回避したいところです。

floating-pebbles-stones
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シュウ酸の多く含む食品

  • ほうれん草
  • たけのこ
  • さつまも
  • レタス
  • ブロッコリー
  • なす
  • ピーナッツ
  • 未熟なパナナ
  • チョコ
  • コーヒー
  • 紅茶
  • 緑茶
  • ココア

これらの食品を過剰摂取し続けている方は、
用心したほうがよさそうです。
(個人的に好きな物ばかり。困ったものです。)

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結石を作らない体にするには食事がキーポイント

今からでも回避できる方法はあります。
体に石ができにくい手段を、普段から実践してみましょう。

茹でる

ほうれん草やたけのこ、ブロッコリーなどの茹でて食べる食材は、
ちゃんと茹でて食べるようにしましょう。

茹でいらずとして改良された
サラダほうれん草がありますが、
家庭菜園で育てて食べた経験から申し上げます所、
多少ではありますが、
正直、違和感がありました。アクが舌に残るような感じ。
たぶん、噂のシュウ酸かと思われます。
面倒かもしれませんが、
サラダほうれん草であっても、
サッと軽く茹でることをお勧めします。

水分をしっかり摂る

お水

毎日、食事以外に約 2 リットル以上の水分をとるようにしましょう。
結石のなかでも尿路結石は再発が多く、
食生活や代謝が大きく関係しているそうです。
水をあまり飲まないと尿が濃くなり、
結石ができやすくなります。

水を飲まない方にとっては難しいことですが、
ペットボトルや缶ジュースを買わないようにすると、
自然と水との距離が縮まると思います。
さらに、
お気に入りの水筒を持つと、節約にもなるし、
水筒に常時水を入れておけば汚れも少なく
常に気分も爽快です。

痛い思いをする前に
水を多く飲んで、スッキリ流してしまいましょう!

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カルシウムを摂る

これまた尿路結石の話になりますが、
結石をできにくくするためには、
尿中のシュウ酸を減らすことが重要になります。
※尿の話ばかりでごめんなさい。
その際に活躍するのが、カルシウム。
カルシウム不足が重要視されるのは、
骨に限った話ではなく、
腸内のシュウ酸とカルシウムが結合することにより、
便として排出され、
尿中にシュウ酸が増えないという仕組みになっているのです。

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クエン酸を摂る

クエン酸を含む食品、ミカンやレモン、酢などを摂ることで、
シュウ酸の結合をおさえる働きがあります。

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動物性の脂肪やたんぱく質を控える

体重だけなく結石もできやすい体になってしまうようです。
食べ過ぎには注意しましょう。(食べなさすぎもダメダメ)
めざせ腹八分!

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塩分、砂糖を控える

これも同じく、入れすぎ、食べ過ぎに注意です。
様々な習慣病の元凶です。
その中に結石ができやすくなる可能性があることを、
覚えておきましょう。

適度な運動、バランスのとれた食事

運動が苦手な人も多いかと思います。
一日30分からでも始めてみましょう。
長続きするコツは様々ですが、
個人的にやっていることは、小さな怒りの炎を燃やし、
ストレス発散をかねて、軽い運動をしています。
イラっとした時は即運動。

アクが強い物を生食しても、通常の食事で摂る程度の量なら
健康に害を及ぼす心配はありません。
とはいうものの、
食べた物が体に蓄積されるということは、
塵も積もれば山となる。
アクをできる限り取り除くことは、
味を楽しむうえでも、大切なことです。