甘いもの中毒は脳のせい?脳内麻薬とは

甘いもの中毒は脳のせい?脳内麻薬とは

甘いの大好き、zonpinです。
今回のテーマは、どうしてもやめられない
”甘いもの”についてまとめてみました。
甘いものはなぜ、別腹なのか。
「甘いものは脳に良い」は本当なのか。
どうしても断ち切れない甘い物と上手に向き合うには
どうすればいいのかなど、
みなさんも一緒に”甘い”について、考えてみましょう。

 甘いものを食べることで起こる脳の仕組み

Photo by Tetiana Bykovets on Unsplash
Photo by Tetiana Bykovets on Unsplash

眼の前に、大好きな甘い物があったとします。
ケーキ。ドーナツ。お団子。などなど。
その見た目、香り、よだれが出てきそうです…。
五感で甘みを欲する経験、あると思います。
(信じがたいことですが、ない人もいます。)
大抵の人は、視覚から脳に伝達され、
記憶から”甘さ”が蘇るので、
食べたい欲求が脳を刺激します。
実際に甘いものを食べます。
幸福感に満たされて、うっとりです。

その刺激は脳内で分泌される、脳内麻薬
β-エンドルフィンなどの麻薬様物質と言われるものです。
麻薬様物質が脳の中で放たれると、
食欲を促すドーパミンが分泌され、
甘みは特殊な味覚となり、
わたしたち甘いもの好きの脳内は
食欲が増強されまくりになるのです。

スポンサーリンク



 満腹でも別腹

脳内では麻薬様物質がでまくりなので、
胃袋も活発に動き始めます。
それまで胃袋は満杯だったはずなのに、
胃の中は隙間ができて、「別腹」ができる。
人体の不思議の一つではないでしょうか。
甘いものに限らず、飲みに行った後のしめにラーメン。
(恐ろしいことに沖縄ではステーキを食べる。らしい。)
など、別腹は誰にでも起こりうる現象です。

Photo by American Heritage Chocolate on
Photo by American Heritage Chocolate on

 人工甘味料の甘い罠

砂糖の代用品として生まれたのが”甘味料”。
おおまかに分けると
糖質系甘味料と非糖質系甘味料の二種類があります。

糖質系甘味料
デンプン由来:ブドウ糖・果糖・麦芽糖など。
糖アルコール:マルチトール・ソルビートル・キシリトール・エリスリトールなど。
※糖に水素ガスを作用させる、または発酵して作る

非糖質系甘味料
天然甘味料:植物の葉や果実などから抽出した甘味料。ステビア、羅漢果(らかんか)など。

ステビアリンクバナー
合成甘味料:化学合成によって作られる甘味料。アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど。

甘い物には様々な甘味料が存在していることがわかりますが、
特に驚くものは、合成甘味料。
その甘さは砂糖の200~500倍もあるのです。
200~500倍も甘いとなると、とても魅力的ですが、
人工的に作るという点で注意も必要。
自然界に存在しないものは、人体にどのような影響を及ぼすのかが
不明な点が多いのは当たり前。
不自然なもの解明するのは容易ではないはずです。
歴史も浅く、動物実験などで安全性を証明されてはいるものの、
天然ものに比べると、実際は発ガン性の疑いなど、
人体への影響は完全に証明されていないのが現状のようです。
その反面、天然甘味料は自然からの恵みなので、
適度な摂取量に限りますが、安全性に問題はありません。